出版社内容情報
メディアを騒がす奇祭と化した日本のハロウィン。渋谷、池袋、川崎の現地での学術的調査を通じてそのメカニズムを初めて解き明かす!
内容説明
2018年10月28日未明、ハロウィンでにぎわう東京・渋谷のセンター街で軽トラックが横転させられ4名の逮捕者が出た。酔っぱらいの喧騒や路上のごみ問題など、負のイメージで取り沙汰される渋谷ハロウィン。一方で、20年以上の歴史を誇り地域に根付いたカワサキハロウィンや、クールジャパンのひとつともいえるコスプレ文化と結びついた池袋ハロウィン、毎年ツイッターのトレンドを独占する地味ハロウィンといったイベントは、文化的にも経済的にもおおいに注目に値する。本書は、いつの間にか日本の年中行事となったハロウィンの現在・過去・未来を、現地レポートや関係者インタビューを通して読み解いていく。
目次
第1部 ハロウィンのイマ(悩める街―渋谷ハロウィン;子に引き継がれる続く伝統―カワサキハロウィン;繋がるコスプレイヤーの情熱―池袋ハロウィン;拡まる個人―地味ハロウィン;薄まる集団―再び、渋谷ハロウィン)
第2部 ハロウィンのカコ(祭りの始まり―ケルトからアメリカへ、カブからカボチャへ;祭りの輸入―アメリカから日本へ、カボチャが軽トラに)
第3部 ハロウィンのサキ(ハロウィンの景色がどう変わったか?―座談会;なぜ日本でハロウィンがここまで大きなイベントになったのか?―まとめ)
著者等紹介
松井剛[マツイタケシ]
一橋大学経営管理研究科教授。1972年、北海道生まれ。2000年、一橋大学商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。2007年から2009年までプリンストン大学社会学部客員フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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