出版社内容情報
池井戸 潤[イケイド ジュン]
著・文・その他
内容説明
大志を抱いてバンカーとなり、今では大阪西支店融資課長を務める半沢直樹。ある時、支店長命令により五億円もの融資を行った会社があえなく倒産した。融資ミスの責任をすべて半沢に押し付けて醜い保身に走る上司を横目に、半沢は巨額の債権を回収するすべを探る。やられたら、倍返し―痛快リベンジ劇が始まる!
著者等紹介
池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。’98年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、’11年『下町ロケット』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
65
① 準大手行である東京中央銀行大阪西支店、融資課長として奮闘する半沢直樹の物語です。西大阪スチール東田社長は、大口取引先の新日本特殊鋼からの売上の減少と、巨額の設備投資で赤字になった業績を粉飾した決算書を使って、自身の評価を上げるために焦っていた大阪西支店の浅野支店長を騙して無担保で5億円を借り入れた。浅野は融資課長の半沢には、ほとんど審査させずに浅野の独断で融資がおこなわれた。半沢が、西大阪スチールの決算書が粉飾によるものである事を突き止めて返済を要求したが、倒産した。→2023/01/02
アポロ
55
初半沢直樹!面白かった!続きはどうしようかな!良いやつと悪いやつがハッキリしてるね!バブルバブル聞くけど、実際にバブル期を生きてみたかったな!2021/01/03
神太郎
45
ドラマ二期終了と同時期に読了。ドラマだとわからない内情なんかが分かりやすく書いてあって、その上展開が一章毎に目まぐるしいので読んでいて飽きない。一気読みができるエンタメ小説だ!「夢を見続けることはとてつもなく難しいが、その難しさを知っている者だけが夢を見続けることができる」というのはいい言葉。ましてやバブル入行組という良き時代とその後の苦しい時代を知っている者の口からでた言葉だからこそ響くものがある。上手くいきすぎる程の勧善懲悪だが、エンタメだもの、このくらいが丁度良い!2020/09/28
やな
35
久々の半沢さん、何回読んでも面白いね(^-^)2024/07/07
どんたこす
34
半沢ロスを埋めるべく読み始めた。間違いなく面白い。4作読破は必至だろう。テレビドラマとの微妙な違いも興味深い。理不尽さに対し、世の中に通じる正論で反撃する様は痛快そのもの!2020/11/11