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出版社内容情報
寿命が「50歳」と定められた日本が舞台!? 令和初日からYouTubeでライブ執筆した渡辺浩弐の最新作は『ゲーム・キッズ』!
内容説明
ソーシャルゲームで寿命を延ばす「時間貯金」、ガチャを回して人生の一発逆転を狙う「人生ガチャ」、50歳を超えて違法に生存する老人を狙う賞金稼ぎ「生かし屋」…。これらは、新時代・令和に実現するかもしれない、少し先の未来の景色。渡辺浩弐の名作ショートショートSFシリーズ『ゲーム・キッズ』、待望の最新作!
著者等紹介
渡辺浩弐[ワタナベコウジ]
小説家・ライター。ゲーム制作会社(株)GTV代表を務める。代表作に「ゲーム・キッズ」シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
10
政府によって寿命が50歳に決められた世界を舞台にした、ショートショート。死にたくなくても50歳になれば安楽死センターに連れていかれ、その代わり50歳までは衣食住政府に面倒は見てもらえる。50歳を目前に逃亡する者あれば、50歳を過ぎれば誰でも処分していいので、容赦なく子供による老人殺しが行われたりもする。全体的に後味の悪い、ディストピアな雰囲気の作品が多いが、誰かにとってのディストピアは誰かにとってのユートピアでもあり、親や高齢者へのやりかえしてやった感が満載である。しかし、それもまた虚しいのだった。2019/08/27
コリエル
6
令和元年5月1日から1日一本ずつ、31日間をかけてハイスピードで完成された短編集。完成から本のリリースまで40日程度というのも実にスピーディ。各話ごとの創作風景はライブ配信され、本にはその動画たちのQRコードが添付されている。読者はこれを読みながら、その創作の経過を今からでも、何十年か先であってもアクセスして見ることができるというのが面白い。31本の短編たちの中では、ゲームキッズらしいエピソードである「誕生プレゼント」や「走馬灯システム」がお気に入り。2019/07/15
てながあしなが
4
11完全なるアイドル、1510億人の道連れ、17人生ガチャが面白かった。2020/02/25
nobu23
4
90-00年代のファミ通を読んでいた人にはお馴染みの、渡辺浩弐のショートショート作品、ゲームキッズシリーズの最新作。過去作と同じく、最新テクノロジーをテーマにしたSFだか、今作は共通の設定の上で物語が作られているのが面白い。2019/11/13
Eri
3
寿命が50歳に定められた世界でのショートショート。 全体的にブラックな話が多くて、これを手放しで面白いと言ってしまっていいのか迷うけれど、面白かった! 長生きしたい人と、そうでない人とで感想はわかれそう。わたし自身は長生きに興味がないので、こういう世界もありだなー、と思って楽しめた。2023/07/18