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出版社内容情報
アイザック・ニュートン[アイザック ニュートン]
著・文・その他
中野 猿人[ナカノ マシト]
翻訳
内容説明
完結編となる第3編ではまず、改めて自然研究上の基礎になる諸規則が述べられる。ついで、木星、土星、太陽および地球の重力を決定したうえでニュートンは、任意の二つの球体間の引力が、それらの質量の積に正比例し、重心間の距離の自乗に逆比例することを証明する。ここに「万有引力の法則」が普遍化され、確立されることになる。ニュートンの自然探究者としての方法論を明確に示し、その後の近代科学の方向性を決定づけた完結編!
目次
哲学における推理の規則
現象
命題
月の交点の運動
一般注
著者等紹介
ニュートン,アイザック[ニュートン,アイザック] [Newton,Isaac]
1642‐1727年。イギリスの自然哲学者・数学者。ニュートン力学の創始者。万有引力の法則、微積分法の発見などの功績を残す
中野猿人[ナカノマシト]
1908年、佐賀県生まれ。1930年、東京帝国大学理学部天文学科卒業。1938年、東京帝国大学より博士号(理学博士)を授与される。1968年、気象庁退官。東海大学海洋学部教授を務める。2005年、97歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
真空内と媒質内の2種の運動から幾何学を用いて力(万有引力)の存在を立証(順問題)した著者は、同様の手順で現象から法則を導出し、哲学における「自然」が数学的な秩序によって成り立っていることを推論する(この場合世界は媒質に満ちた地球であり、宇宙は真空内での多数の天体が運動する空間である)。「世界体系」と題される本巻は、数学による存在的証明(神の存在証明)の形を採る。教養7学科のステップを踏襲する著者は、一方で中世まで積み上げられた知という巨人の肩に乗りながら、他方で万有引力でできた新たな力の時空を見据える。2019/09/04
猫またぎ
4
読むにはまだまだ早すぎた。理数系、自然科学の勉強をもっともっとしなければ。2023/11/30
takao
1
ふむ2019/08/14