内容説明
七代目市川團十郎が天保三(一八三二)年に選定した代々の当り狂言十八番より『助六』『鳴神』『勧進帳』『暫』『毛抜』『景清』『矢の根』を収録した台本集。坪内逍遙に師事し、河竹黙阿弥の養嗣子でもあった古典演劇研究の泰斗が懇切丁寧な註釈を付す。『暫』のつらね集や『外郎売』のせりふも収載。第一級史料であり、格好の観劇ガイドでもある。
目次
歌舞伎十八番解題
勧進帳
景清
矢の根
毛抜
鳴神
暫
助六所縁江戸桜
付録
著者等紹介
河竹繁俊[カワタケシゲトシ]
1889年、長野県生まれ。歌舞伎の啓蒙に多大な貢献をした演劇研究家。坪内逍遙に師事し、早稲田大学教授、早稲田大学演劇博物館館長を歴任した。文化功労者。1967年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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