内容説明
これは怨霊の仕業なのか―。仙洞御所を切り裂く落雷、不可解な殺人事件、闇夜に消えた呪いの歌声。時の権力者、後白河法皇を恐怖に震え上がらせた怪事は、非業の死を遂げた崇徳上皇の祟りだった!?怪異譚好きの宮仕え少女・陽羽から相談を受けた天才歌人の希家は、現場に共通して残されていた謎のメッセージに気付く。和歌から読み解く事件の真相は?シリーズ三部作完結巻!
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年生まれ。’91年『闇に歌えば』でデビュー。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葵@晴読雨読
29
崇徳上皇の呪いがメイン。もっと続きが読みたい終わりかた。2019/10/31
み
25
何となく読了。三作目は楽しめずでした(^^;ばけもの好むの新刊が早く読みたくなりました。一作目で、かぶった像は、全くなくなりましたよ。2022/01/02
Norico
19
間違えてシリーズ終わりの巻を最初に読んでしまった。まあなんとなく繋がりとか分かったからいいか。しかし、この前に読んだ本が高田崇史さんの「源平の怨霊」で、平家の話で、こちらも崇徳天皇や後白河天皇など怨霊憑いてる。次は気楽な感じのやつを読もう2019/09/30
きょん
17
シリーズ完結。今回は仕える主人を危険に晒しても構わないという讃岐の執念が恐ろしかったなあ。これで終了とはちょっと物足りない。2019/09/02
aisapia
14
三部作のラストでしたが…続きがほしい!と思いました。陽羽がすてきな女御になって、希家が旅で色んな和歌を読んで軽く恋なんかも経験して、寂蓮も新たな生き方を見つけたそんな未来の話が読みたくなりました。ストーリーとしては知る人にのみさりげなく謎がとけ、終わっていく感じ。陽羽ちゃんって無鉄砲かとおもいきや実は常識をわきまえてるというか、大人なところもあるよね。素敵な女御になってほしいです。2021/05/18