感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユメ
29
新刊を開き、テレフォンショッピングをしながら受話器のコードを指でクルクルするクイーンと、それに腹を立てるジョーカーとRDを見ただけで、自分が彼らをこよなく愛していることを思い知らされる。また彼らの新たな物語が読めて、『都会のトム&ソーヤ』映画化も決まって、はやみねさんのファンは幸せだ。今回は、ニースとモナコでクイーンが探偵卿と進退を賭けて勝負する。その裏で、人智を超えたものの存在が少しずつ見えてきて……。シリーズが、ひいてははやみねワールドが終末へと向かい始める嵐の予感をはっきりと感じた。2019/08/17
みなみ
20
クイーンに怪盗としての自覚をしてもらうためにジョーカーやRD、マガが画策するところが可愛らしい。怪盗クイーンと探偵卿が三本勝負をすることになり、一戦目が終了し、ジョーカーが不穏な状況になったところで、前編も終了。今作は前後編に分かれていたため、何だかいつもより短く感じてしまった。個人的には、熱海で開催されている温泉卓球の世界大会の模様も気になる。2023/10/09
じょうき
15
図書館本。相変わらずマイペースばかりが集まるクイーンシリーズ。キャラクター同士の掛け合いだけで楽しい。それでも物語として集約していくのだから面白い。謎のアナミナティを巡る冒険だが、まだその正体はわからず。某シリーズと概念は同じなのだろうか。不穏な空気が漂い出したところで下巻へ。息子の読了待ち。2025/04/22
ほたる
8
これこそ真のクイーンの休暇なのではないだろうか。今のところ安心安全に進んでいる感じがしていて、アナミナティの恐ろしさの全貌は見えてこない。まだまだ気は緩められない状況。表紙のジョーカーのピアスから目が離せない。2021/06/25
ERIN
6
はやみねかおるさん期間でしたので久しぶりに怪盗クイーンも手に取りましたよ~。通常ここまでくると片仮名のキャラクターが登場しすぎてもはやわからなくなるのですが、みんな強烈なインパクトを残してくれているので前だけ見て進めます。ジョーカーの過去が気になるところですね。2021/02/02