出版社内容情報
「はりねずみのルーチカ」シリーズ9冊目は、人魚のいる島への大冒険です!
あつい夏の日、ルーチカたちは船で島をめざします。小島で不思議な少年に「この島には人魚がいる」とつげられ、人魚探しがはじまります
●あらすじ
あつい夏の日、ルーチカたちは、船で島をめざし、キャンプをすることにしました。
イルカやマンタ、くじらに出会い、船旅をたのしんでいたけれど……嵐にみまわれて、ある小さな島につきます。そこで出会ったリクという不思議な少年に、ここには「人魚がいる」とおしえられるのでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
23
フェリエの国も猛暑…。ルーチカ達は舟に乗って無人島へキャンプに出かけます。そこには記憶を失くした少年リクが1人で暮らしていました。楽しい3日間を過ごしますが、リクはどうなるのか?と切ない気持ちに。でも元の所へ帰れる様でホッとしました。今回は少し今までのお話とは一味違った感想です。2021/11/24
anne@灯れ松明の火
19
シリーズ9(上下巻を5・6と数えるらしい)次々と読みたかったが、季節に合わせたくて、夏を待っていた。フェリエの国も四季がある。蒸し暑い夏に耐え切れず、ルーチカたちは舟を借りて、海へ行き、ひみつの島を探すことにした。嵐に遭い、流れ着いた島には、リクという男の子がひとりだけ住んでいて……。島での楽しい出来事、不思議な出来事にワクワクドキドキ。悲しい出来事も、トゥーリの厳しくも温かい言葉にじんわり。どうして、置いたままにするのか、初めはわからなかったけれど、そういうことか。奥付の次の挿絵を見落とさないで! 2022/08/03
カナティ
16
★★★★☆2021/10/22
遠い日
10
「はりねずみのルーチカ」シリーズ9。日本の夏も猛暑、酷暑だったけれど、フェリエの国のルーチカたちも、暑さに耐えかねて、まだ見ぬ無人島へと避暑に出かける。思いがけない悪天候で難破するかというアクシデントも、親切なクジラに助けられる。まさかの先住者と、不思議な人魚の出現に、冒険の醍醐味を、読者も味わう。一人島で暮らすリクも、漂流者。リクの願いと、リクのぎりぎりの賭けが切なく、痛ましかった。ルーチカたちとの3日間は、リクの心を確かに動かした。そして、後押しするかのような奇跡。最後の最後まで、挿絵さえ語る。2019/08/27
海(カイ)
8
【図書館】シリーズ9冊目。(私個人としては4冊目。順番に読んで行きたかったが、貸出中だったので、これを借りた。夏のお話なので、いま読めて良かったかな) 暑い夏の日、ひみつの島へ出発して行ったルーチカ達。たどり着いた小島では、少年リクが一人で暮らしていたり、人魚がいたり...。最後の挿絵を先に見てしまったので、読みながらリクは、両親に会えると分かっていた(^_^;) 次にルーチカ達があの島に遊びに行ってもリクはいない。でも、それは良いこと、ね。2022/09/04