講談社選書メチエ<br> インフラグラム―映像文明の新世紀

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講談社選書メチエ
インフラグラム―映像文明の新世紀

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065162170
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0310

出版社内容情報

スマートフォンから人工衛星まで、人間が地上に現れて以来、これほど多くの画面に囲まれたことはありませんでした。本書は、地球を覆うにいたった映像の文明を、眼差しの歴史として考える試みです。写真が発明された19世紀前半から現在まで、とくにデジタルメディアが日常生活を大きく変えてゆく1990年代以降を中心に論じていきます。



〈目次〉
01 神経エコノミーの誕生
02 インフラグラムの時代
03 軍事の映像人類学
04 上空からの眺め
05 記憶の身体

内容説明

写真の誕生から一八〇年。「光による描画」の技術は、スマートフォンから人工衛星、地図、医療、娯楽から政治、軍事、戦争まで、情報社会を動かすインフラとなった。視線は労働し、“わたし”はデータ上に増殖している。映像は、監視社会を強化するいっぽうで、他者が生きた時間を再起させる。わたしたちの現在を、生と死を、そして自由とは何かを考える、眼差しの歴史。

目次

01 神経エコノミーの誕生
02 インフラグラムの時代
03 軍事の映像人類学
04 空の眼
05 記憶の身体

著者等紹介

港千尋[ミナトチヒロ]
1960年神奈川県生まれ。写真家・著述家。多摩美術大学情報デザイン学科教授。同大学芸術人類学研究所所員。世界を移動しながら創作、研究、執筆、発表を続けている。国際的な芸術祭のキュレーションなどもてがけ、あいちトリエンナーレ2016では芸術監督を務めた。写真展“市民の色”で伊奈信男賞、『記憶』でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫またぎ

9
都市と田舎とでは視線の意味合いが異なるのだろうと感じた。2023/05/18

渡邊利道

2
画像技術がインフラと化した世界について考察する。三上晴子からブルトン(ナジャ)を経由してデュシャンにつなぎ、身体回路をテクノロジーに媒介されることで認識を更新し、純粋な視覚を取り出してみせる話から始まり、監視社会、米軍基地というもう一つの「帝国」(ワイズマンの映画)、ドローン、視覚の歴史性の問題と連なっていく。結論と言えるようなものはなく中途で放り出されるような感じがあったがなかなか面白かった。2019/08/10

junne

1
デジタル化によって社会の中の写真・映像の位置づけがどのように変わったのか。芸術分野からはじまって顔認識技術と監視社会、米軍基地のあり方、ドローンと軍事など。めちゃくちゃ面白かった2019/10/08

Mealla0v0

1
映像技術と戦争技術。まなざしの変容を、ポール・ヴィリリオのような思考回路で記述していく。惑星規模で映像が記録され、蓄積され、分析され、資源化されていく。まなざしは、監視社会論においては監視者のものとして描写されるが、ここでは監視される人々のまなざしが誘導されている点を指摘し、そうしたSNS的な在り様と、今日の監視やドローン戦争と接続して論じる。非常に読み応えのある本。2019/05/31

yo_c1973111

0
早逝された三上晴子の作品・展示を主に映画作品を中心に解析したりする。世界には様々な眼がある。「見えることと見えないこと」の章内サブタイトルからは『ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて』展(2018年、水戸芸術館)が思い起こされる。ヴィレム・フルッサーのいうように視覚や情報が”コード化”されている(いく)世界は理解できるが、物質性(存在感)が消失されるわけではないと思う。また技術進歩≒ブラックボックス化もちょっと大げさな感ありかな。ICの中身だって設計図や基本ロジックは存在するし。2020/03/15

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