出版社内容情報
アンバーは病室のベッドに横たわったまま体を動かせない。口をきくことも目を開けることもできない。自分が陥った状況が掴めない。周囲からは意識がないように見えるが耳は聴こえ、病室で交わされる会話をもとに彼女は記憶を辿る。限られた記憶と意識を頼りに暗い迷路から出ようともがきつづけていく……。
物語は、主に三つの時間軸で語られていく。ひとつは、二〇一六年十二月二十六日からはじまる「現在」。もうひとつは、その数日前からはじまる「少し前」。そして、一九九一年の日記に書かれた「だいぶ前」。事故の前、アンバーはロンドンのラジオ局に勤めていたが、人間関係がうまくいかず、クビ寸前の危うい状況にあった。家庭ではポールという小説家の夫とのあいだに気まずい空気が流れている。アンバーは、妹のクレアとポールとの関係を疑っていた。そんなとき、学生時代のボーイフレンドと街でばったり再会。ハンサムで自信たっぷりな元彼の姿をみて、アンバーの心は揺れていた。
内容説明
アンバーは病室のベッドに横たわったまま体を動かせない。口をきくことも目を開けることもできない。自分が陥った状況が掴めない。周囲からは意識がないように見えるが耳は聴こえ、病室で交わされる会話をもとに彼女は記憶を辿る。限られた記憶と意識を頼りに暗い迷路から出ようともがきつづけていく…。
著者等紹介
フィーニー,アリス[フィーニー,アリス] [Feeney,Alice]
イギリスの放送局BBCで十五年働いた経歴を持つ元ジャーナリスト。『ときどき私は嘘をつく』はデビュー作でありながら、世界二十ヵ国以上で翻訳出版されるベストセラーとなった
西田佳子[ニシダヨシコ]
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。翻訳家。法政大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MICK KICHI
ハスゴン
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stobe1904
にゃん