出版社内容情報
長引く低金利政策、経済のグローバル化。新しい時代には今までのやり方は通用しない。メガバンク銀行マンたちの誇りをかけた闘い!
内容説明
長引く低金利時代にメガバンクはのたうちまわっている。富裕層を相手にするPBの旗手・高梨優。シングルマザーのFA南野治子。リーマン・ショックに揺れる東西銀行で、対照的な二人の銀行員が出会ったことで、新たな鉱脈は見つかるのか。激動の新時代に、生き残りをかけるバンカーたち!
著者等紹介
江波戸哲夫[エバトテツオ]
1946年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。都市銀行、出版社を経て、1983年作家活動を本格的に始める。政治、経済などを題材にしたフィクション、ノンフィクション両方で旺盛な作家活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlos
31
読むのに随分時間がかかってしまった。池井戸さんの作品と比べたら情景があまり浮かんで来ず。2025/06/22
4丁目の父ちゃん
9
リーマンショック後の銀行員たちの小説。22章にわたり各章ごとに楽しめゆっくり読むことが出来た。そのため、登場人物を忘れて読み返すこともしばしば。製造業の現役時代からサービス業のアルバイトを体験し、顧客が喜んでもらえる仕事(サービス)が少しばかり分かる様な気がしてきた。南野治子さんの様な顧客に対する誠心誠意のサービスが出来るFAばかりでしたらね。南野さんと上司の寺村さん、エピローグで、お幸せに。2020/05/04
まつうら
6
ジャパン・プライドという題名にひかれて手に取った。高梨、寺村、三上という銀行同期生の3人が絡まった展開は、池井戸潤の半沢直樹シリーズを思わせるが、そこまでの緊迫と躍動感は感じられない。 なぜこんなに平坦なストーリーなのだろうと、他の人のレビューを見ていたら、大きな悪役が出てこないからだと気がついた。悪役って大事だ。
snakedoctorK
5
新入社員のころ、専務に 「日本は製造業では世界のけん引者です。金融でもそうありたい」と申し上げたら、「既に日本のバンク世界のトップバンクに名を連ねている」とたしなめられた。その後ジャパンプレミアムも発生したし、金融のトップとは言えない状態だった。 そんなことを思い出した。2019/07/28
のりひろ
3
日本,日本人,頑張ろう!という内容2023/12/03