出版社内容情報
木元 哉多[キモト カナタ]
著・文・その他
内容説明
空から彼女が落ちてくる。受け止めようとして―俺は死んだ。イケメンで名を馳せる大地は、イジメを受ける少女・神里に初めての恋をし、振られた。しかし彼はくじけない。イジメの原因を調べるうちに、学校の屋上から神里が落ちてきて―。俺の死はともかく、彼女の死は絶対に許せない!覚悟を決めた大地は蘇りをかけて、閻魔大王の娘・沙羅と霊界の推理ゲームに挑む!
著者等紹介
木元哉多[キモトカナタ]
埼玉県出身。『閻魔堂沙羅の推理奇譚』で第55回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
65
まさかの推理失敗ケースも組み込んだところが意外。内容が内容だけに……とは思わなくもないが、沙羅ちゃんやっぱり閻魔大王の娘だったのね、と威信を示した形か。そろそろ別の作品も拝読したいと言い続けているのだが、予定はあるのでしょうか。2019/04/21
nemuro
51
どこからでも読める<閻魔堂沙羅>のシリーズ第5弾。主演・中条あやみ、NHK総合よるドラ(全8話)でのドラマが想像を超えた面白さ。買い揃えつつ読み始めた。たしか2020年秋頃の放送だったので終了から、はや1年余りを経過。いつでも読めるが、ゆっくり堪能中。3話収録のうち「第1話 澤木夏帆23歳 元バドミントン選手 死因・轢死」は、たぶんドラマ化された作品。「第2話 相楽大地17歳 高校生 死因・圧死」が、より明るめな展開で特に良かった。本棚には更に「金曜日の神隠し」と「A+B+Cの殺人」が待機中で実に楽しみ。2021/12/14
坂城 弥生
45
最後の話は勇介もちょっと悪いように思った。極限状態であんな風に責められたら魔が差すのも仕方ない気がする。しかも幼児の面倒を押しつけといてあの言い方はないかな…2019/07/11
よっち
43
第五弾は怪我からの復活を目指すバドミントン選手の轢死、屋上から落下した初恋の女の子を受け止めようとしての圧死、子会社社長の渇え死に。才能に甘えて怪我を理由に引退していたけれど父の死を機に復活を目指すとか、甘ったれな部分もあるけれど初恋の女の子ために頑張る高校生とか、こういう展開がわりと好きなのでいいねと思ってたら、最後はこうきましたか(苦笑)まあ状況的に救済無理だろうとか、配置的にも何かあるのかな?とは思いましたが、これはちょっと予想できなかったですね。テンポよく読めるシリーズですけどまた続巻に期待です。2019/05/07
坂城 弥生
41
元バドミントン選手の話はドラマの印象が強いなぁと。ドラマでは原作とはちょっと展開が違ってたんだよね。2023/04/08