出版社内容情報
尖閣諸島付近で日本の民間機と中国の偵察機が原因不明の墜落事故を起こした。AI時代の国際インテリジェンス小説の決定版!
内容説明
佐東理は東大卒で空自パイロットとなるが凄腕の名人達を目の当たりにし退職。いずれ戦闘機から人間を引きずり下ろすため、人工知能AiCO搭載無敵の無人機を開発した。だが、テストパイロットとして指名した名人郷谷良平が再び立ちはだかる!緊迫する尖閣諸島上空、無人機と名人の凄絶な空中戦が始まる。
著者等紹介
鳴海章[ナルミショウ]
1958年、北海道生まれ。日本大学法学部卒業後、PR会社勤務を経て、’91年に『ナイト・ダンサー』(講談社文庫)で第37回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Dai(ダイ)
7
アイコの全能ぶりが生かされておらず、全く伝わらない。映画で同じような戦闘機の話があったがそっちはもっとすごかった。2025/03/11
niz001
7
鳴海章さん、またずいぶん久しぶりの航空小説。人工知能VSベテランイーグルドライバー、勝負の行方は見えてたけどAiCOの熟成度がこの時点では中途半端なので微妙。「マルス・ブルー」と同じ世界線なのね。AiCOもまた別作品で出てきそう。2019/10/05
ほにょこ
3
★★★☆☆ 戦闘機にAIを搭載して無人で動かすという話をリアル路線で描いているんですかねー。ステルスの話は面白いところもあったけど、ちっとも全能という感じはしなかったし、ちょっと物足りない内容でした。今回は勝てなかったけれど負けというわけでもなく、あいこということですね。2022/06/23
nur1202
3
国産戦闘機開発に戦闘用人工知能をからめて、ちょっとした謀略を追加しましたって内容。 空戦シーンの良さは、この作者の特徴というか、初期の作品から一貫していますね。 模擬戦が多いこともあり、戦闘に絡んでくる機体数が少なく、読んでいて想像しやすいところもあったかと思います。 戦闘機の話が大半の分量を占めていて、国際政治的なところが少なく、背景の話が短くまとまっているのも好印象。2020/12/09
gun56
3
AIがステルス機を操り、教導隊に在籍してたパイロットと戦うストーリー。途中までは良かったけど、最後が想像以上にあっさりしててちょっと消化不良。もっと対戦してそれぞれがスキルを上げていくのかと思ってた。まあそうすると人間は勝てなくなってしまうだろうし、ある程度しかたないか。2019/10/10