出版社内容情報
『植村直己』は、日本人として初めて世界最高峰のエベレストに登頂。五大陸最高峰を制覇するなど、数々の偉業を成しとげた、著名な冒険家です。しかし、彼は決して最初からエリート冒険家だったわけではありません。登山を始めたのは、大学の山岳部に入ってからのこと。背が小さく、よく転ぶので「ドングリ」とあだ名される、非力な若者にすぎませんでした――。
後年、国民栄誉賞を受賞する、だれもが愛し、応援したくなった冒険家の生涯を描きます。
著者は青い鳥文庫で数々のロングセラーノンフィクションを生み出し、自らもモンブラン登頂経験を持つ岩貞るみこ氏。
イラストレーターは『め組の大吾』『capeta』などの人気作で知られる曽田正人氏が担当します。
*巻末に人物伝つき
*小学上級から
*すべての漢字にふりがなつき
内容説明
植村直己は、1941年、兵庫県に生まれた登山家、冒険家です。ひとりで外国の山々を登ったり、アマゾン川をイカダでくだったりしたのち、日本人初のエベレスト登頂、世界初の五大陸最高峰登頂を成しとげました。その後、新たな冒険である極地探検に挑み、犬ゾリで北極圏1万2000キロメートルを完走。そして、世界の北の果て、北極点にも到達しました。植村直己は、大自然にひとり立ちむかい、命がけの冒険をつづけたのです。小学上級から。
目次
山へのあこがれ
アメリカで資金かせぎ
ヨーロッパでの生活
南米大陸での冒険
世界最高峰エベレスト
五大陸最高峰
南極大陸への夢
イヌイットとの生活
北極圏1万2000キロメートル
北極点へ
遠のく夢
厳冬期マッキンリー
著者等紹介
岩貞るみこ[イワサダルミコ]
ノンフィクション作家、モータージャーナリスト。1962年生まれ。横浜市出身。モンブラン登頂経験をもつ
曽田正人[ソダマサヒト]
漫画家。1968年、東京都生まれ。小学2年生のときから漫画を描きはじめる。日本大学藝術学部中退後、アシスタントを経て「マガジンSPECIAL」より『GET ROCK!』でデビュー。『め組の大吾』で第42回小学館漫画賞少年部門、第2回文化庁メディア芸術祭コミック部門優秀賞受賞、『capeta』で第29回講談社漫画賞少年部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。