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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
29
「・・・ほら。「一人」って漢字に「人」を足すと「大人」になるでしょ?私は「人」として必要な素養を身に付けて・・・「大人」になりたいんです」。余り笑えないレベルで「天然」な女子高生・有紗。演劇部の顧問を務める教師・豊崎に密かに想いを寄せる彼女だったが、ひょんな事からその心の傷を知ってしまい、傷付けたと思ってしまって勢いで「家出」する事に。坂道を転がり落ちる様な勢いの果てに水商売を営む千晶に拾われた有紗は、不器用にもがきながら「大人」になる道を探る。刺さる人には刺さるもどかしい青春モノ(以下コメ欄に余談)。2019/11/17
JACK
18
◎ 高校1年生の有紗は母親と2人暮らし。天然でかわいいと言われる彼女だが、馬鹿で鈍臭くて不器用な自分をかわいいなんて思えない。自分がバカをやらかすと周囲のみんながつらいのだ。自分を批判する「心の化け物」と向き合ってきた彼女は自己評価がとても低い。彼女は豊崎先生に想いを寄せていたが、自分のドジで先生を傷つけてしまい、母親にも厳しくされた事で家を出てしまう。自分のことが大嫌いな有紗が自分をどう受け入れるのか。作者が北見市在住とTVで紹介されていて絵も綺麗なので読んでみたが、物語もなかなかに魅力的です。2019/09/09
年中古本派・文花
12
自他共に認める、天然なあーりん(主人公)の家出を見守る漫画。これ一冊だけでは、良さが分かりにくい作品かも知れない。続きも読んでみたいです。2021/12/05
ソラ
12
いい人に拾われてよかったなというところで終了。序盤の空回り感は見てて息苦しかったし、親も親よなとか思ったり2019/04/28
kenitirokikuti
8
著者のツイッターなどで情報を補うと、著者は本作を帰郷して北海道北見市にて描いてるそうな(北海道東部の北の方)▲冴えない女子高生・野田有紗はとある教師に片思いしていたが、恋が破れて家出する。若いお水のお姉さんに拾われたところで第1巻おわり(月刊連載でまだ4話目)。あとがきによると、〈自分が一番描きたい「学園モノ」と少女漫画チックな恋愛を絡めようと始めたモノでした〉。2話以降の展開でつまづいてしまい、編集の「主人公の家出」案に。明らかにアドバイスとしては的確だと思うが、まぁ皮肉なことよ…2019/04/08