星海社FICTIONS<br> さよならよ、こんにちは

個数:
  • ポイントキャンペーン

星海社FICTIONS
さよならよ、こんにちは

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月27日 06時15分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065151594
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

同郷作家・森見登美彦、共感!

我々にとって、かつて世界は奈良であった。
この本は「復活の呪文」である。

奈良盆地の半ば、大和郡山市に位置する越天学園の寮に居座る本陣達也。彼は、一度見たものを決して忘れることができない体質を持っている。
若き達也のなかで渦巻くのは、母を喪った記憶と、その復讐、そして己の無力への怒りだった。そんな達也に、先輩・瓶賀流は一本のファミコンソフトを遺した。
「ドラゴンクエスト」――その一本のゲームソフトが、達也にとっての「ふっかつのじゅもん」となる……。
作家・円居挽、もうひとつのデビュー作と称すべき瑞々しさを放ち、森見登美彦も共感を寄せる傑作青春小説、ここに誕生――。

内容説明

奈良盆地の半ば、大和郡山市に位置する越天学園の寮に居座る本陣達也。彼は、一度見たものを決して忘れることができない体質を持っている。若き達也のなかで渦巻くのは、母を喪った記憶と、その復讐、そして己の無力への怒りだった。そんな達也に、先輩・瓶賀流は一本のファミコンソフトを遺した。「ドラゴンクエスト」―その一本のゲームソフトが、達也にとっての「ふっかつのじゅもん」となる…。作家・円居挽、もうひとつのデビュー作と称すべき瑞々しさを放ち、森見登美彦も共感を寄せる傑作青春小説。

著者等紹介

円居挽[マドイバン]
1983年、奈良県生まれ。京都大学卒業。京都大学推理小説研究会に所属し、2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXよりデビュー

くまおり純[クマオリジュン]
1988年、京都府生まれ。書籍装画で活躍するイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

69
ルヴォワールの前日譚連作集。シリーズ未読。なのでまっさらで読んだけれど面白かった。著者の郷土愛溢れる奈良青春ミステリ。穏やかなロジックものとして楽しんでいると"復讐"という物騒な言葉が出現し、それがカギとなる。初篇「DRDR」はレトロゲームをモチーフにした話で珠玉の短編。ふっかつのじゅもんという永遠に失われない記憶を絡めた二人のやり取りが最高だった。5篇目では著者自ら作品世界が崩壊するレベルのジャンル変異にボーゼン。でもこういうの大好物。表紙も良い。これはもうルヴォワールも越天学園の短編も読むしかない。2019/03/20

cinos

35
円居さんが今のところ自作で一番好きな作品と言っていた。奈良を舞台にした青春ストーリーで、ルヴォワールシリーズにつながるのがいい。ドラクエのふっかつのじゅもんには熱くなるものがある。本棚の本がバラバラなのがちょっとしたホワイダニットで面白かった。2020/01/07

geshi

30
ルヴォワール・シリーズの前日譚を描く青春ミステリ。復讐にかけた本陣達也という分かりにくいキャラクターを知る物語。不器用でも相手に踏み出す一歩、誰かとかかわった時間をなかったことにしたくない想い、許せない自分を許せるようになる成長、日常ミステリに青春の日々がきらめく。場所を奈良に限定したことも効いていて、閉じ込められた窮屈さや、無くなってしまったものの取り返しがつかない実感がこもっている。特に『DRDR』はドラクエをモチーフにした流と達也の二人だけの関係性のエモさにやられた。2019/03/25

yosa

23
円居挽なのに青春小説ということで、期待はなかったが読み始めたらルヴォワールep.0だったという、既知の読者を想定したトリックにまず心を掴まれる。流石はミステリ作家、いきなり騙しから始まるが、一つエピソードを読み終えたところで「歪だけれど、これはなかなかの青春小説じゃないか」という、騙したが実は騙していなかったという二重トリックが露見。心を打ち砕かれ、無垢な胸の内に「な・ら・らんど」という爆弾を落とされ焦土と化し、大きく開けたところに「ふっかつのじゅもん」が入力され蘇る。読者を選ぶが、これはいい青春小説だ。2019/12/25

Yuki

23
ルヴォワールシリーズの前日譚といえる短編集。母を失った復讐のために越天学園に入った本陣達也に4年上の先輩・瓶賀流がドラゴンクエストと共に残した謎を考察する「DRDR」でこちらの心を掴んでくる。著者が敬愛する麻耶雄嵩の「あいにくの雨で」を思わせる高校生同士の駆け引きや、殊能将之「黒い仏」を連想する仕掛けでかつて講談社ノベルスを追いかけた世代をくすぐってくるし、連作として達也の成長を追いかける構成もむせかえる程の青春を感じさせる。以前はルヴォワールに惹かれなかったが、改めて読んでみようかという気持ちになった。2019/06/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13563567
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。