友情について―僕と豊島昭彦君の44年

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電書あり

友情について―僕と豊島昭彦君の44年

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 06時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065151112
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

高校時代の親友が膵臓癌に。
余命の中央値は291日――。
「豊島、一緒に本を作ろう。君の体験という財産を、後の人たちのために遺すんだ」

「でも僕はたいした人生を送っていない。大学を卒業して一般企業に入社し、結婚して子どもが二人できて、2度の転職をしたけれどごく普通のサラリーマン生活を送ってきたに過ぎない。人様に誇れるようなことは何一つしてきていないし、そんな私の人生を本にしたって誰も興味を持って読んでくれる人などいないだろう」
「そんなことはない。豊島君が生きた時代、それはぼくも生きた同じ時代だけれど、この時代は高度経済成長のバブルがはじけて日本経済が衝撃的な打撃を受けた時代だった。豊島君だって当時最も安定した業種とされていた銀行に就職したのにその銀行が潰れて、その後に外資系のファンド会社に買収されて苦労しただろう。そういうことを書けばいいんだよ。あの激動の時代を記録に残し、君が窮地に陥ったときの苦労や困難をいかに乗り越えてきたかを語っておくことには、きっと大きな意味があるはずだ」

会社の破綻、上司との軋轢、リストラや出世、転職、家族、友人、病……。
親友が激動の半生を赤裸々に綴り、作家・佐藤優が生きる極意を語っていく。
人生とは何か。
余命を意識したとき、人は何を思うのか――。
前代未聞の出版プロジェクトが始まった。


本書から導き出される「人生の極意」の数々

闘病中は2つのことに気をつけたほうがいい
危機的状況では、人間は楽観論に走る
窮地に陥ったら戦線を広げるんだ
事実と真実は違うときがある
生き残る人と生き残れない人を分けるのは、インテリジェンス能力と歴史観の有無だ
外見の強そうな男がメンタルも強いとは限らない
すべてはタイミングの問題なのだ
人生の岐路はほんの些細なことで変わってしまう
嫌な上司を攻略したいときは……上から捻るんだよ
ストレスや不安とは心の中でうまくつきあうといい

内容説明

「豊島、一緒に本を作ろう。君の体験という財産を、後の人たちのために遺すんだ」会社の破綻、理不尽な上司、リストラや出世、転職、家族、友人、病…。人生とは何か。余命を意識したとき、人は何を思うのか―前代未聞の緊急出版プロジェクトが始まった。

目次

1 友情(豊島昭彦君;突然の告知)
2 礎の時代(少年時代;浦高生;大学生)
3 疾風怒涛(日本債券信用銀行;経営破綻;再出発;堪忍袋)
4 灯火(転職はしたけれど;挫けない人)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に配属。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で鮮烈デビューを飾り、翌2006年の『自壊する帝国』(いずれも新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

58
青春記”15の夏”にも出てきた親友の豊島君と40年ぶりに再会する。彼は末期の膵臓癌だった。 生きた証を残すために、本づくりに協力し、彼の人生も記録する2024/03/17

trazom

42
佐藤さんと浦和高校の同級生だった豊島昭彦さんを綴った一冊。40年ぶりに再会した直後に、豊島さんから膵臓ガン宣告のメイルを受け「じゃ一緒に本を作ろう。豊島君の人生を振り返る本だ」としてできた本である。銀行での豊島さんの苦しみが、外務省での佐藤さんの苦悩と同化して語られる。正に「親友とは付き合った時間よりも相互理解の深さで測られるものだ」。本の扉の裏に小さな文字:「私は、私と私の環境である」。オルテガは、確かこの文章に続けて「もしこの環境を救わないなら、私をも救えない」と記していた筈。「友情」の美しさを思う。2019/08/05

なるみ(旧Narumi)

38
高校時代の同級生に40年ぶりに再会、その5か月後、その同級生から膵臓がんだと知らされ、自分の人生を整理したいと相談されるーそんな始まりでした。同級生、豊島さんの生い立ちについて、折々で著者佐藤さんの人生を交錯させて一冊の本にまとめた、そんな一作でした。2020/06/14

gtn

25
「親友とは付き合った時間よりも相互理解の深さで測られるものだ」との著者の言葉を実感する。先日も、小学校の校長になった高校時代の友達と久しぶりに飲んだが、そいつのことを全て知っているという自負は揺るがない。双方、自分の子がいる前で悪態をつき合ってしまった。それも許してくれるだろうという甘えが友情である。2019/08/08

はる

23
一緒にいる日数ででなく相手をどれだけ理解しようとしているか。豊島くんの穏やかな人柄、佐藤優が深く理解し、温かい文章で綴られている。仕事で理不尽なことがある時、2人の対処法は違うけれど興味深かった。生き方が描かれていた。2019/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13666187
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。