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内容説明
このがらんどうの人生を、俺はいつまで生きるんだろう。妻・沙知代へ―愛惜の手記。
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。現役二七年間にわたり捕手として活躍し、南海の黄金時代を支えた。歴代二位の通算六五七本塁打、戦後初の三冠王などの記録を持つ。70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、ヤクルト、阪神、楽天の四球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を立ち直らせる手腕は「野村再生工場」と呼ばれ、ヤクルトでは三度の日本一を達成。楽天でも球団初のクライマックスシリーズ出場に導いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lara
66
野村佐知代さんが亡くなられた後に、本書を執筆された。お二人の出会い、その後のお付き合い、等々、又、野村克也氏の生い立ちから、お二人の馴れ初めを、丁寧に思い出して語られている。いやはや、お二人は出会うべくして出会って、夫婦をやってこられたのは、野村克也氏の気遣いの結果か?なんだかんだ、佐知代夫人への愛情がいっぱい感じられる。2024/11/11
katoyann
22
野村沙知代夫人逝去に際し、妻との思い出を綴ったエッセイ。感動的な愛妻エピソードが書かれているのかと思いきや、家事と育児は一切やらず、金の管理にしか興味がなく、おまけにかなりの虚言癖まであったと書かれている。夫婦関係も60代以降はほとんど会話がなかったとある。それでも関係が続いたのは、沙知代さんの性格に助けられてきたという思いがあったからだという。また、極貧の家庭環境に育ち、境遇が似ていたから居心地がよい関係になったのかもしれない。内容が意外で面白いが、心痛の中で書かれた作品だけに苦しく感じる記述もあった。2024/07/27
ようはん
20
サッチーこと野村沙知代の死後、夫野村克也が語るサッチーについて。傲岸不遜で金に汚くやらかしたトラブルは数知れない、ノムさんが本書で推測した通り結婚も金儲けとして利用した側面もあるのだろうが彼女の夫に対する諸々のアドバイスが結局は一般的に知られるノムさん像を作り上げたとも言えるし、男として生まれていたら最後は破滅した可能性は高いがもっと大きな財を成した傑物になっていたと感じた。ただ最終的にはさんざん振り回した相手であるノムさんに救われてはいたんだろうなとは思う。2020/02/28
ライアン
19
変わった夫婦関係だけど本当にサッチーのことが好きだったんだなと。「なんとかなるわよ」の言葉はよっぽど心強かったんだな。野村監督もサッチー同様同じ病気で苦しまずになくなられたのは、それはそれで、と思う。2020/03/14
Mik.Vicky
12
稼いでいる男が言うことは違うなあ。野村沙知代さんがテレビによく出ていた時期はいつだったろう。強気キャラとして 消耗されただけだったような印象。すごく変わった夫婦のように感じるが、二人ともそれぞれ変わった個性の持ち主であり特殊なポジションを得た人なので当然そうなるのかも知れない。しかし、悪い夫婦ではなかったようだ。私も見習いたいと思うところは所々あった。2020/04/12