出版社内容情報
音楽を愛し、小さな島でめいっぱい青春を生きる高校生たちの物語。友情、家族、恋、そして沖縄をとりまく”日本の今”を描く感動作！
内容説明
亮多、慎司、航太郎、大輝は、高校の軽音楽部に所属しながら、学校中を熱く盛り上げる人気バンド。四人の絆は、音楽で固く結ばれていた。だが思いがけないプロへの誘いを受けた帰り道、突然の事故が彼らの運命を変える―。沖縄を舞台に、恋、友情、別れ、そして日本の“今”を描いた、きらめく青春物語。
著者等紹介
平田研也［ヒラタケンヤ］
１９７２年、奈良県生まれ。大学卒業後、制作プロダクションＲＯＢＯＴに入社。２００２年に山崎貴監督作品「Ｒｅｔｕｒｎｅｒリターナー」に共同脚本として参加し、映画脚本デビュー。以降、映画・ドラマ・ＣＭ・展示映像など様々な分野の脚本を担当。「つみきのいえ」（’０８年加藤久仁生監督）が、米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞して一躍話題となり、絵本も出版（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウィック&ぺディ
33
★★★★☆ 沖縄が誇るバンド、モンゴル800の名曲を題材にして描いた映画のノベライズ作品。ただの高校生バンドの青春を描いた作品かと思いきや沖縄の伝統や文化、沖縄が抱える問題や葛藤にまで踏み込んでいる。東京のレーベルにも注目されるバンドが、ある事故をきっかけにバンドの事情が一変。この辺は結構驚きの展開が待っている。モンパチの名曲が聴こえてくる感涙必至の名作。2021/07/03
美葉
28
疾走感がある。読んでいると、頭の中で「小さな恋のうた」が再生された。今を全力で生きている感じ、いい。登場人物がきらきらと輝いていて、眩しい。私も音楽をしているけれど、人になにかを届けられたらいいなと思う。2020/06/24
Nao Funasoko
25
フェンス越しの会話、フェンス越しに一緒に食べるお菓子、フェンス越しに一緒に聴く音楽。右でも左でもなく、賛成でも反対でもなく。あるがままの等身大の「沖縄の青春」が心に沁みる。年甲斐もなく、ふと涙に濡れる。予告編を観て気になっていた映画のノベライズ作品を映画よりも先に楽しんだ。名曲には物語がある。2019/06/01
sawa＠てゃん໒꒱· ﾟ
12
いい話。最後のほう、舞がお父さんに向かって叫んだところで泣きました（マジ）。小さな恋のうた大好きだなーと改めて。映画見たい！2019/05/19
m
10
もともとこの歌好きだったけど、ストーリー読んでもっと好きになった(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ2019/05/11
