出版社内容情報
本格ミステリ作家クラブが選んだ2015年のベスト本格ミステリ短編の最高峰! 西澤保彦 高井忍 三津田信三 松尾由美 伊吹亜門2015年に発表された本格ミステリの短編から、本格ミステリのプロフェッショナルが選び抜いたベスト作品集! 西澤保彦 高井忍 三津田信三 松尾由美 伊吹亜門
本格ミステリ作家クラブ[ホンカクミステリサッカクラブ]
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内容説明
’15年に発表された話題作の中から名だたるミステリ作家・評論家が厳選!日本が世界に誇る本格ミステリ年間トップ5を収録した珠玉の短編集。どんな時代にも誰の人生にも美しき謎が存在する。バーを舞台にした現代本格から時代本格まで予想を裏切る展開と鮮やかに騙される快感に浸れる本格マジックを堪能あれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
19
2015年に発表された5短編を収める。年間のトップ5が選ばれているということで、わくわくして目次を見ると、東京創元社の隔月刊誌『ミステリーズ』で読んだものが2作。こなれた文で時代設定(江戸時代と明治時代、いずれも初期)も関係人物も興味深かったが、年間トップ5までの作かと半信半疑で他の3編を読む。結果としては、江藤新平が登場する既読の作品を超えるものはなかったという印象。プロバビリティーの犯罪は、いくらなんでも無理がある。犯人探しよりも「なぜ?」を問う作が多く、中ではロックグラスを巡る様々な推理が楽しめた。2023/01/02
いっくん
19
2015年に発表された本格ミステリ短編が5編。『まちがえられなかった男』んなわけあるかい!なんちゅう動機や(笑)『新陰流“水月”』江戸時代の密室殺人。探偵役はなんと!かっこ良かった『G坂の殺人事件』トリックが凄い(笑)『不透明なロックグラスの問題』設定が面白い。こういう節約の仕方もあるのか!『監獄舎の殺人』ホワイダニットが魅力的。どの作品もそれなりに。『新陰流“水月”』が良かったかな(^_^*)2019/06/05
紫
3
2015年の本格ミステリ短編小説から五編を選んだベスト・セレクション。収録作中、二編は時代ミステリなのでチャンバラ者には儲けものな一冊であります。日常の謎あり、密室殺人あり、犯人当てあり、収録作はバラエティ豊かなものの、突き抜けたものはなく、どれもこじんまりと卒なくまとめましたといった感じで、これが年間ベスト・アンソロジーだと期待して読んでみると拍子抜けすることに。また、収録作には連作モノの中の一編が多くて、その一編を読んだだけでは何だか分からないエピソードもちらほら。星3つ。2022/05/08
hal
2
☆☆☆ 西澤さんのは既読だった。何に載ってたんだろ?新陰流″水月″はなかなか良かった。あとは松尾由美さんのハルさんが出てくる本読んでみようかな?2020/06/28
へいがぁ
2
佳作揃いではありました。2019/03/05
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- 和書
- 花と煙草