講談社学術文庫<br> 興亡の世界史 人類はどこへ行くのか

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講談社学術文庫
興亡の世界史 人類はどこへ行くのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065144107
  • NDC分類 209
  • Cコード C0122

出版社内容情報

新たな世界史像は、日本から発信できる。人口問題、海と環境、宗教の歴史、紛争が続くアフリカなどを多角的に論じる。全21巻完結。講談社創業100周年記念企画「興亡の世界史」の学術文庫版。「文明」「帝国」の興亡を軸に歴史を読み直し、現在の世界を深く理解する、新視点による「現代人のための世界史」として大好評のシリーズ、いよいよ全21巻が完結する。
人類の誕生と拡散、人口の急増、数々の帝国と文明の興亡、多宗教・多民族の共生と対立。本巻では、シリーズ各巻で取り上げてきた個別の地域・時代を超えて、各界の論者がそれぞれの研究領域から人類の歴史を見直し、現代人が直面する問題に「歴史」はどんなヒントを与えるかを考える。各章の論点と論者は以下の通り。
はじめに:新たな世界史像の必要性……シリーズ編集委員で学習院大名誉教授(西洋史)の福井憲彦氏。
第1章:世界史研究の現状とこれから……シリーズ編集委員で京大名誉教授(モンゴル時代史)の杉山正明氏。
第2章:人口からみた人類史……元国立環境研究所理事長の大塚柳太郎氏。
第3章:「海」からみた人類の移動と定住……地理学者で京大名誉教授の応地利明氏。
第4章:「宗教」は人類に何をもたらしたか……東大寺長老でイスラーム研究者の森本公誠氏。
第5章:人類誕生の地・アフリカの現状……京大教授(アフリカ地域研究)の松田素二氏。
第6章:世界史と日本……京大名誉教授(日本近世史)の朝尾直弘氏。
第7章:鼎談・繁栄の歴史から何を導き出すか……シリーズ編集委員の青柳正規氏(東大名誉教授・前文化庁長官)・陣内秀信氏(法大教授・都市史)に、ロナルド・トビ氏(イリノイ大学名誉教授・日本近世史)をまじえて語りあう。
[原本:『興亡の世界史20 人類はどこへ行くのか』講談社 2009年4月刊]


はじめに(福井憲彦)
第一章 世界史はこれから(杉山正明)
第二章 「一〇〇億人時代」をどう迎えるか(大塚柳太郎)
第三章 人類にとって海はなんであったか(応地利明)
第四章 「宗教」は人類に何をもたらしたか(森本公誠)
第五章 「アフリカ」から何がみえるか(松田素二)
第六章 中近世移行期の中華世界と日本(朝尾直弘)
第七章 繁栄と衰退の歴史に学ぶ(青柳正規/陣内秀信/ロナルド・トビ)


福井 憲彦[フクイ ノリヒコ]
著・文・その他

杉山 正明[スギヤマ マサアキ]
著・文・その他

大塚 柳太郎[オオツカ リュウタロウ]
著・文・その他

応地 利明[オウジ トシアキ]
著・文・その他

森本 公誠[モリモト コウセイ]
著・文・その他

松田 素二[マツダ モトジ]
著・文・その他

朝尾 直弘[アサオ ナオヒロ]
著・文・その他

青柳 正規[アオヤギ マサノリ]
著・文・その他

陣内 秀信[ジンナイ ヒデノブ]
著・文・その他

ロナルド・トビ[ロナルド トビ]
著・文・その他

内容説明

歴史を問うことは、現在を問うことである。急増する人口と資源、海から見た人類の拡散と定住の歴史、宗教がもたらす対立と共生、世界史のなかの日本、そして、人類誕生の地・アフリカの現状。新たな世界史像を日本から発信することをめざして、文明の来し方とこれからをマクロな視点で通観し、現代人が直面する問題へのヒントを探る。シリーズ最終巻。

目次

第1章 世界史はこれから―日本発の歴史像をめざして
第2章 「一〇〇億人時代」をどう迎えるか―人口からみた人類史
第3章 人類にとって海はなんであったか
第4章 「宗教」は人類に何をもたらしたか
第5章 「アフリカ」から何がみえるか
第6章 中近世移行期の中華世界と日本―世界史のなかの日本
第7章 繁栄と衰退の歴史に学ぶ―これからの世界と日本

著者等紹介

福井憲彦[フクイノリヒコ]
1946年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。学習院大学教授、同大学長を経て、学習院大学名誉教授

杉山正明[スギヤママサアキ]
1952年静岡県生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。京都大学教授を経て、京都大学名誉教授

大塚柳太郎[オオツカリュウタロウ]
1945年群馬県生まれ。東京大学理学部卒業。同大学院理学系研究科修士課程修了。理学博士。国立環境研究所理事長を経て、一般財団法人自然環境研究センター理事長。東京大学名誉教授

応地利明[オウジトシアキ]
1938年大阪市生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程退学。文学博士。京都大学名誉教授

森本公誠[モリモトコウセイ]
1934年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。華厳宗管長・東大寺別当を経て、東大寺長老

松田素二[マツダモトジ]
1955年広島県生まれ。京都大学文学部卒業。ナイロビ大学大学院修士課程を経て、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、京都大学大学院文学研究科教授

朝尾直弘[アサオナオヒロ]
1931年大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。京都大学名誉教授。文化功労者

青柳正規[アオヤギマサノリ]
1944年大連生まれ。京都大学文学部美術史学科卒業。同大学院入学。文学博士。東京大学教授、国立西洋美術館館長、文化庁長官などを経て、日本学士院会員、東京大学名誉教授、山梨県立美術館館長

陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。工学博士。法政大学デザイン工学部建築学科教授を経て、法政大学特任教授

トビ,ロナルド[トビ,ロナルド] [Toby,Ronald]
1942年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。コロンビア大学文学部博士課程修了。文学博士。コロンビア大学、東京大学教授などを経て、イリノイ大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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atlusbou

2
興亡の世界史シリーズ最終巻。タイトルからして総まとめの本なのかなと思っていましたが、章ごとにテーマを持った論文の集まりという印象を受けました。各章で著者が異なるので粒度や視点に差がありますが、どれも興味深かったです。個人的には、海の章が一番好きでした。2019/06/15

マウンテンゴリラ

0
冒頭からの、「世界史はこれから」という言葉には意外という印象を受けたが、中身を知ると、なるほどその通りだと、納得のいくものであった。私自身、世界史に関しては、受験の選択科目に選ばなかったこともあり、基礎的な知識不足といった点は認めざるを得ないが、それでも、いや案外そのおかげとも言えるかもしれないが、日本の歴史教育、特に世界史という分野における偏見には、違和感を持ってきた。というのも、実は学校教育を終えて、様々な本に触れるようになってからの、後付けの印象ではあるが。その偏りとは、もちろん第一に、→(2)2023/11/14

kayaki

0
テーマは「人類の興亡」よりも「新たな世界史像」を重点に置いた構成。人口から見る世界史、海の世界史、宗教の世界史、といった具合で、多角的視点から世界史を構成し直そうと試みられている。日本の世界史でとくに改善すべきは、アフリカに関する記述があまりに少ないことであろう。また、アフリカは貧困・紛争・疫病などがあるという「アフリカ・スキーマ」〔本書263頁〕が、それ以上の理解を阻んでいるそうだ。南アフリカやケニアの大都市は、跳躍的なまでに経済成長を遂げたことを知らないままでいる。多様な世界史像を、もっと見なくては。2022/02/26

KN69

0
講談社学術文庫といえども、すごく読みやすい。ジャレド・ダイヤモンドの著作なんかにも通じるのだけど、歴史には地政学的な理由があるのですね。特に、5章アフリカが興味深い。近代のヨーロッパ中心の視座があたかも歴史とみなされてしまっていたとは。2020/03/07

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