出版社内容情報
天下分け目の決戦を制す!
着々と主導権をにぎる徳川家康、その野望に立ちふさがる石田三成。ついに一大決戦がはじまる!
<監修者のことば>
江戸時代の錦絵のなかに「餅米を織田信長がつき、豊臣秀吉が餅をこねて、
徳川家康が座ったままで餅を食べている」という様子を描いた風刺絵があります。
いわゆる「天下餅」は、結局、織田信長の同盟者であった徳川家康の手に落ちました。
伏見城で豊臣秀吉が没すると、関東を支配していた家康は、
豊臣恩顧の大名の多くを味方につけて、関ヶ原の戦いで石田三成の軍をやぶり、
天下の覇者になります。家康は征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開き、
秀吉の遺児である秀頼を大坂城に滅ぼし、260年間続いた泰平の世の土台をつくります。
2代将軍徳川秀忠・3代将軍家光も、諸国の大名を軍事力や法によって統制して、
あるいは、キリシタンを弾圧して海外からの脅威の芽を摘むなどして、徳川将軍家中心の、
戦争のない世のなかのしくみを整備しました。
もちろん、軍事力による「平和」なのであって、
現在のひとが考える理想の「平和」とは異なりますけれども、
百姓が安心して耕作し、財産や生命がある程度は保障される世のなかが、
ようやく実現したのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
大好きな江戸幕府開幕編からワクワクかりてくる。一瞬なぜか岩明均さんかと思った。情熱のこもった素晴らしい画。伊達政宗をはじめとする大名の生きざまがとても丁寧に描かれていてじ~ん。自分は幸村と呼ばれていた頃から真田信繁が好きで好きで…。池波さんの著作も素晴らしいけれど、こうやって歴史の流れの一部として読むと感慨深いなあ…。すごく面白かったです。2022/02/10
まゆこ
3
★★★☆☆2024/04/29
はる
1
島原の乱やアイヌのことがわかりやすい。2023/05/19
Ayano
0
家康のことは分かっていたつもりだったが、この本を読みながら細かな政策や人物の関わりは理解していなかったことに気がついた。 伊達政宗と徳川家光との関係性が面白く、もっと知りたいと思った。 アイヌと倭人の関わりや琉球と清との力関係も分かり易かった。面白いので続きを読もうと思う!2024/10/17
tban
0
大河ドラマの基礎知識 この辺は大河ドラマに扱われることが多いので 何かと読み返してみると面白いかも。 そこに琉球と蝦夷が加わるのが現在の指導要領なのですね。 世界的に見ても注目される歴史の転換点なので 楽しみながら学んでおきましょう。2022/01/17
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