出版社内容情報
千年の都へ。平安王朝が形成!
無実の罪で右大臣から大宰府へ。菅原道真は、なぜ「学問の神様」となったのか?
<監修者のことば>
2019年秋、京都で三十六歌仙絵の展覧会がありました。
会場で特に印象に残ったのは、
艶麗な後ろ姿の女性像――伝説的な歌人・小野小町です。
この巻であつかう時代は、
桓武天皇の政治改革から藤原氏北家による
摂関政治まで、およそ100年あまり、
文学史でいえば小町や在原業平をはじめとする六歌仙が活躍したころです。
この時代は、じつは律令にもとづく政治が曲がり角をむかえ、
実情にあわせて変容をとげてゆく時期でもあります。
東北の地震や富士山の噴火など、自然災害に向きあいながら
日々の暮らしを営んでいた人々を忘れることなく、
時代の変化を読みとっていただければと思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
17
漸く読了。改めて歴史の知るを分かりやすく知り。読んでいて、歴史の一部垣間見て、そうだったのかと思い。歴史に思いを馳せる事が出来て良かったですね。2020/08/22
aisu
10
講談社版。角川版で読んできたが(角川版を選んだのも偶然だったか?表紙がかっこよかったか)、書店でふと目について、表紙の人菅原道真だよね?(背景は太宰府天満宮)確認したくなり手に取ってパラ見して、新たな発見がありそうで購入。新たな発見と言っても角川版確認したらそっちにも書いてあったりして、つくづく記憶力のない自分である。マンガに関してはこちらの方が文字・知識が詰め込み気味だ・・・。マンガの第1話(全巻通しで19話)から投げ出したくなったわ。勉強のため!と思っても歴史好きの子でないとイヤになるんじゃ・・・?2021/03/28
まゆこ
3
★★★☆☆2024/03/31
ひろきっち
3
奈良時代あたりから政治の主導権争いが激しい。いつも藤原氏が発端で、後継者争いでずーっと揉めている印象を受ける。さらに争いに敗れると自害に追い込まれるか、流刑といっていわゆる島流しになってしまう。権力者でも一歩踏み外せば地獄が待っているので恐ろしい時代。 空海と最澄は同じ時期に遣唐使として派遣されて後に開祖したのは知らなかった。仏教についても勉強してみたい。2021/01/13
はる
2
坂上田村麻呂カッコいい。平安も権力闘争がある2023/02/23