出版社内容情報
『大学』『論語』『中庸』と並んで儒教の「四書」とされる『孟子』は、孔子の後を継いだ孟子の言行を弟子たちがまとめた全7編の思想書であり、儒教を学ぶ上での必読の書である。富国強兵の覇道を否定、仁・義・礼・智の徳に基づく王道政治を唱え、「性善説」に基づいた道徳論を説く。対話形式で展開される議論は緊張に満ち、力強く爽快感に溢れる文体はオーソドックスな古文のお手本となっている。本書では中国哲学・国語教育に生涯を捧げた宇野精一による格調高い現代語訳で、孟子の教えの精髄を余すところなく現代の読者に伝えている。(原本:『全釈漢文大系2 孟子』集英社、1973年)
内容説明
聖人・孔子に続く「亜聖」と称される孟子(前四世紀ごろ)は、七雄が覇を競う戦国時代に諸侯に遊説し、死後その志は門人により全七篇の思想書に編纂された。王のあり方、人の心がけること、なしてはならぬこと、理想の国家、性善説―『論語』と並び「四書」の一つとされ、儒教の教えの根幹をいまに伝える必読書。原文、読み下し文に現代語訳、解説付き。
目次
梁恵王章句
公孫丑章句
滕文公章句
離婁章句
万章章句
告子章句
尽心章句
著者等紹介
宇野精一[ウノセイイチ]
1910‐2008。東京帝国大学文学部支那哲学支那文学科卒業。文学博士。東方文化学院研究員、東京高等師範学校教授、東京大学教授を経て同大学名誉教授。二松学舎大学教授、尚絅大学長・尚絅学園理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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