出版社内容情報
長谷川 義史[ハセガワ ヨシフミ]
著・文・その他
内容説明
「はみだしてもいいんや!」筆一本で生き方をおそわった。絵描き・長谷川義史の原点。『てんごくのおとうちゃん』『おかあちゃんがつくったる』に続く、自伝的絵本。
著者等紹介
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年、大阪府生まれ。絵本の翻訳も手がける。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で第34回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で第13回日本絵本賞、第57回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
大西先生、素敵な先生です。こんな先生に出会えたら、観察する目、感じる力を培えそうな気がする。子供は良い先生たちに出会えて感謝です。2020/02/02
papapapapal
43
文句なしの読み聞かせ候補。 いかつい風貌のおおにし先生が、5年生の図工の授業で、ちょっと独特なテーマを与えるお話。ひとりひとりの「目」を養う、とても良い授業。やってみたい、と、我が子も興味津々。…もしかして、長谷川さんの実話なのかしら。素晴らしい先生だと思うけど、今はなかなか…こういう、先生の個性を剥き出しにした授業は難しいんだろうなぁ。だからこそ、の、絵本か。うん、読み聞かせに持って行こう。2020/06/05
chiaki
41
1限から6限まで図工!使うのは太い絵筆一本。『はみだしたら よろしい』奥深いおおにし先生の言葉が、ゆっくりと溶けていく。『からだがうごいたら こころがうごく』『よーくみてみ』それは、目で見るだけじゃなくて、耳でみて、鼻でみて、手でみて、心でみるということ。心を動かすと、こんなにもお腹が減るんですね!まっさんみたいな子、いるいる!笑 このおはなしのいいスパイスです。おおにし先生のような先生に出逢えたら、きっと絵を描くのが好きになる!!2019/10/28
tan
39
読友さんの紹介本。新しく担任になったちょっとコワモテのおおにしせんせい。適当にすませた子供たちにカミナリを落とすのかと思っていたのにとても静かに心に響くように語りかける姿に感動。教育とは怒鳴ってやらせるのではなく、心を動かす言葉をかけて自ら進んで行動を起こさせることなのだと改めて気付かされました。「丸一日図画の授業」なんて今の時代はやりたくてもさせてもらえないでしょう。こんなゆったりとした時間の流れがあった時代だからこそ育った感性があるのでしょうね。廊下の絵は本当に見事でした。2020/01/24
どあら
37
図書館で借りて読了。私が子供の頃、写生大会といって1日中、絵を書く日がありました。高学年になると校外の決まった場所(海、公園、駅、神社)の中で、お弁当を持っていって描いていました。一度だけ銅賞を取ったことも懐かしい思い出です(^^)2020/02/11