神の島のこどもたち

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神の島のこどもたち

  • 中脇 初枝【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2019/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065142554
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

終戦から7年。幼なじみを想いながらカミが暮らす沖永良部島では、復帰運動という新たな「戦い」が始まっていた。1952年。高校2年生のカミは、神戸に行った幼なじみを想いながらも、家族や友人と沖永良部島で暮らしていた。しかし、いつまで経っても島は米政府の統治下に置かれたまま、復興が進み豊かになっていく日本本土から分離されている。カミたち島民は、悲願である本土への復帰を訴えるため、活動を始めるが――。

中脇 初枝[ナカワキ ハツエ]
著・文・その他

内容説明

1952年。高校2年生のカミは、神戸に行った幼なじみを想いながらも、家族や友人と沖永良部島で暮らしていた。しかし、いつまで経っても島は米政府の統治下に置かれたまま、復興が進み豊かになっていく日本本土から分離されている。カミたち島民は、悲願である本土への復帰を訴えるため、活動を始めるが―。

著者等紹介

中脇初枝[ナカワキハツエ]
1974年徳島県生まれ、高知県育ち。高校在学中に『魚のように』で第2回坊っちゃん文学賞を受賞し、17歳でデビュー。筑波大学で民俗学を学ぶ。2012年『きみはいい子』で第28回坪田譲治文学賞を受賞、第1回静岡書店大賞第1位、第10回本屋大賞第4位。2014年『わたしをみつけて』で第27回山本周五郎賞候補。2016年『世界の果てのこどもたち』で第37回吉川英治文学新人賞候補、第13回本屋大賞第3位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

227
中脇 初枝は、新作中心に読んでいる作家です。沖永良部三部作、完読しました。タイトルから小学生くらいのイメージかと思いきや、ハイスクール沖永良部島本土復帰物語といった感じでした。沖縄ばかりが注目されますが、それ以外の島々も大変だったこをを認識しました。2019/03/13

ちゃちゃ

126
美しくも貧しい「神の島」。あれから七年の歳月が流れた。戦後アメリカ政府の統治下におかれた沖永良部島。前作は10歳の少年マチジョーの視点で島の戦争が描かれ、今作は17歳の島娘カミの視点で本土復帰に揺れる島が描かれる。ずっと蓋をしていた心の中の想いに気づくカミ。自らの進むべき道、そして自らの想い人の存在に。島を離れても心は島とともにある。「しかたがない」と諦めて騙されて同じ後悔を繰り返したくない。島と自分の人生に一歩踏み出したカミの成長が眩しい。素朴な島言葉や島唄の哀切な響きが私の心を捉えて離さない。2019/02/27

修一郎

112
奄美群島の返還は1953年。沖縄返還1972年は知っているのにその前の返還運動については知らなかった。激しい住民運動だったこと,文字通りのハンガーストライキがあったこと,日本との交易を絶たれ沖縄の様にアメリカの物資が流入することもなかった奄美群島が文字通りの飢餓状態に陥ったこと,蘇鉄地獄と呼ばれた時代があったことも,小説を読んで初めて知ることばかり。「宝島」から戦後沖縄の混乱を知った時と同じ印象だ。2019/03/05

初美マリン

108
沖永良部島が、与論島と共にアメリカの統治下にあったことすら知らなかった。沖縄だけでなく、それによって起こる様々な悲しみ、成長するこどもたちの姿が胸をうつ2019/05/02

なゆ

107
『神に守られた島』から七年。戦争が終わってアメリカ軍政下におかれた沖永良部島で日本への復帰運動が加熱している。島の暮らしは苦しいばかり。カミとユキは高校で返還デモ行進だが、小学生までもが断食をさせられたり、島民あげての運動にカミは何か引っかかりを感じている。「アメリカ統治のままでいいわけはないけれど、親島の沖縄と袂を分かって、日本になっていいんだろうか。」カミの思いはかつてのマチジョーの思いと重なる。こどもたちの澄んだ目と心に刻んだ思いが、島のこれからのこどもたちに受け継がれますように。続編あるかな?2019/03/29

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