スイート・マイホーム

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065141779
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

インストラクターの賢二は、一台のエアコンで家中を暖められる家を購入する。だが、引っ越し直後から奇妙な現象が起こり始め……。狂気に迫りおおせた作品。――朝井まかて
最後の1ページ、ここまでやるか。――石田衣良
ここまでおぞましい作品に接したのは初めてだ。――伊集院 静
読みながら私も本気でおそろしくなった。――角田光代
情動の底の底にある不安感を刺激される。――花村萬月

選考委員、全員戦慄。
第13回小説現代長編新人賞受賞作。

長野の冬は長く厳しい。スポーツインストラクターの賢二は、一軒のモデルハウスに心を奪われる。「まほうの家」という売り文句がついたその家は、たった1台のエアコンで家中を同じ温度で暖めることができた。寒がりの妻と娘のためにも、真剣に購入を考え始める賢二だったが、実家のことが気にかかる。年老いた母と、引きこもりの兄。二人を古い実家に残し、新しい家を買っていいものか。意を決して母に相談するが、意外にもすんなり納得してくれた。
「いつも監視されているから、隠しておくのも大変なんだ」
わけがわからない兄の言動は気になるものの、賢二は家を建てる決心をする。
1年半後、新居は完成し、新しい家族も生まれた賢二は幸せの絶頂にいた。ところが、その家に引っ越した直後から奇妙な現象が起こり始める。我が家を凝視したまま動かない友人の子ども。赤ん坊の瞳に映るおそろしい影。地下室で何かに捕まり泣き叫ぶ娘――。想像を絶する恐怖の連鎖は、賢二の不倫相手など屋外へと波及していき、ついに関係者の一人が怪死を遂げる。
ひたひたと迫り来る悪夢が、賢二たち家族の心を蝕んでいく……。

圧倒的な恐怖で選考委員を驚愕させた、「イヤミス」を超える、世にもおぞましい「オゾミス」誕生!

あたたかい家
リソウの家
まほうの家


神津 凛子[カミヅ リンコ]
著・文・その他

内容説明

長野の冬は長く厳しい。スポーツインストラクターの賢二は、寒がりの妻のため、たった1台のエアコンで家中を暖められる「まほうの家」を購入する。ところが、その家に引っ越した直後から奇妙な現象が起こり始める。我が家を凝視したまま動かない友人の子ども。赤ん坊の瞳に映るおそろしい影。地下室で何かに捕まり泣き叫ぶ娘―。想像を絶する恐怖の連鎖は、賢二の不倫相手など屋外へと波及していき、ついに関係者の一人が怪死を遂げる。ひたひたと迫り来る悪夢が、賢二たち家族の心を蝕んでいく…。第13回小説現代長編新人賞受賞作。

著者等紹介

神津凛子[カミズリンコ]
1979年長野県生まれ。歯科衛生専門学校卒業。現在歯科医院勤務。4年前より小説を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

704
帯の選考委員のコメントはちょっといいすぎ。いわく「狂気に迫りおおせた」だの「本気でおそろしくなった」だの。オゾミスと、新しい造語で打ち出しただけあって、ホラーを思わせる、不安感を積み上げていくような要素はたしかに多々ある。ただ、だったらホラーでいいし、ミステリに着地するなら、もうちょい、そっち方面の作り込みがあっていいような。主人公と父親、または兄との、過去の書き込みが少なかったり、マイホームに対する執着心みたいなものも、そこまで感じられなかったりで、それらが積み重なって、やや平坦に感じられたのかも。2019/01/20

starbro

505
話題のオゾミスということで、読みました。思ったほど怖くありませんでしたが、新人作家としては、リーダビリテイが高く、次回作以降に期待が持てます。理想の家族・家は幻想に過ぎません。 何故か、ダイワハウスのCMを想い出しました。 https://www.youtube.com/watch?v=76SQJXS-BYE2019/02/17

413
極寒の長野で家中が暖かい理想的な家を建てた家族に起こる恐すぎる出来事。何となく犯人の目星はつくものの、読んでいると登場人物皆が大体怪しく、疑わしくなっていきあっという間に読了。最後はもう、『あ〜あ』としか言えない結末でした。夢のマイホームを1から建てるのもこれを読むと恐くなってきました。2020/01/15

kou

396
これが「イヤミス」を超える「オゾミス」・・・怖すぎる(汗)。そして、後味が悪すぎる。最初はホラーかと思って読んでいたが、やはり一番怖いのは人間ってことなのかな。続きが気になって、読むのが止められなかったけど、寝る前に読んだことは、ちょっと後悔した。しかし、この感覚は癖になりそう・・・次回作も期待したい!!2019/05/23

夢追人009

208
理屈抜きの怖さで帯に書かれた「イヤミスを超えた、世にもおぞましいオゾミス誕生」をナイス!と大絶賛したい有望新人女流作家・神津凛子さんの衝撃のデビュー作。狂気に彩られた呪われた家の物語で冷静に考えると家に罪はないと思いつつ確信が揺らぎますし、こんな凄惨な修羅場となった家には二度と住めないでしょうね。主人公には不倫について反省を促したいですが二つの殺人はより大きな悪を止める為の正当な行為と受け止めて、狂わずに生かされている事には意味がありますから、老いた母と崩壊した家族を守って人生をまっとうして欲しいですね。2019/04/02

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