講談社タイガ<br> 閻魔堂沙羅の推理奇譚―点と線の推理ゲーム

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講談社タイガ
閻魔堂沙羅の推理奇譚―点と線の推理ゲーム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065139912
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



木元 哉多[キモト カナタ]
著・文・その他

内容説明

中学生の由芽は気づいたら死んでいた。閻魔大王の娘・沙羅は私を殺した犯人を当てれば生き返らせると言う。そういえば、最近変なことが続いていた。担任の不倫写真が撮られたり、ダメ親父の描いた絵が高値で売れたり、なによりナイフで脅されて一度解放されてから撲殺されたり―。鍵は、不可解な状況を繋ぐ点と線。由芽はたった一人の家族のため、霊界の推理ゲームに挑む!

著者等紹介

木元哉多[キモトカナタ]
埼玉県出身。『閻魔堂沙羅の推理奇譚』で第55回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

57
<閻魔堂沙羅の推理奇譚>シリーズ第4巻。とは言いながら「どこからでも読める珠玉のミステリシリーズ!」を謳っていて、どの巻から読み始めても問題はない。単に個人的なこだわりで、やっぱり順番に読み進めているに過ぎない。収録された3話のうちごく短編の第2話「閻魔堂沙羅の日常」が、体脂肪率十パーセント未満のママや閻魔大王になるための受験勉強真っ最中の兄・寅丸も登場し“箸休め”的に愉しかった。この原作から実写版でのドラマ化(主演・中条あやみで「よるドラ」にて)を思い立ち敢行してくれたNHKに感謝。実に天晴れだと思う。2021/10/21

佐島楓

55
沙羅様の日常が読めてよかった。ミステリの難易度は低かったが、そのぶんキャラの強烈さ、彼らの生活そのものを楽しめた。2018/12/23

ひさか

53
2018年12月講談社タイガ刊。書き下ろし。シリーズ4作目。3つの連作短編。6作も出ているので、読んで見ました。表題作は、問題編としてweb公開され、解答を応募するゲームも行われたようで、ゲーム的な謎解きは、面白く、楽しめました。他の2編は、謎の比重が高く、それ以外の設定にすんなり入り込めないところがあって、あまり楽しめませんでした。2021/02/28

ami*15

48
今作(4巻)は家族をテーマにしたエピソードが多い印象でした。今回沙羅との推理ゲームに挑んだ由芽と久保ですが、それぞれが推理ゲームを通じて家族との関係をやり直したり、過去の自分を捨てたりしながら成長する様子が清々しかったです。貧しくても誰にも言えない過去を背負っていても人は誰でも幸せな生活を手に入れることができるんだなと実感しました。また沙羅の家族との日常を描いたショートストーリーもシリーズの世界観がより広がったように感じられて面白かった。沙羅と兄(ふにゃちん)のドタバタぶりが良かったです(笑)。2019/01/16

た〜

48
今回は2編プラス番外編的な閻魔娘の日常話。閻魔家の男たちのどうしようもなさに笑った。ところで激しく今更且つどうでもいいことなのだが、生き返るとき「凄く痛い」と言い渡されているけれど、その痛がる描写が何故か今まで全然ないんだよな―2018/12/21

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