講談社学術文庫<br> 日本水墨画全史

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講談社学術文庫
日本水墨画全史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065137697
  • NDC分類 721.028
  • Cコード C0171

出版社内容情報

雪舟から等伯、光琳、若冲、大観まで、24人の画家と180点の名作。甘く優しい味わいをもった日本の「墨絵」はいかに生まれたか。雪舟から横山大観まで、日本の代表的な水墨画家24人の生涯と代表作を紹介しながら、中国に生まれた水墨画が、日本に根付き発展してきた道筋をたどる。
水墨画は、中国の唐代に興った革新的な画法で、日本には鎌倉時代になってはじめて本格的に紹介された。その消化と創造的な発展には長い年月が費やされてきたが、著者によれば、「日本人の描く水墨画は、本場中国のそれとはおのずから姿や質を変えるものとなっている。」「水墨画の日本化の営みをたどることによって、日本文化そのものの特質にまで迫り得るように思われる。」という。
室町時代に中国に渡り、不変実在の山水を追った雪舟等揚。豪気・勇壮な作風で知られる一方、聚光院の花鳥図襖など生気あふれる墨絵も残した桃山絵画の巨匠、狩野永徳。近年の研究で「下絵の名画」とされる松林図屏風の長谷川等伯。尾形光琳の艶やかな墨、伊藤若冲の独創の奇技、さらに曽我蕭白、與謝蕪村、渡辺崋山、富岡鉄斎・・・「モノクローム絵画」の達人たちが残した約180点の名品を掲載。
日本美術史研究の第一人者が、狭い専門の枠から踏み出して、個人的な好みと私見を率直に語る画人列伝。[原本:『墨絵の譜――日本の水墨画家たち』1・2巻 ぺりかん社 1991年・1992年刊]


小林 忠[コバヤシ タダシ]
著・文・その他

内容説明

唐代の中国で生まれた水墨画は日本で創造的に発展し、甘く柔らかな味わいをもつ独自の「墨絵」となった。不変実在の山水を追った雪舟等楊、生気あふれる桃山絵画の巨匠・狩野永徳、「松林図屏風」の長谷川等伯。尾形光琳の艶やかな墨、伊藤若冲の奇技、さらに曽我蕭白、與謝蕪村、横山大観など、水墨表現に新たな道を拓いた二四人の名品一七七点を堪能。

目次

雪舟等楊―不変実在の山水を追って
黙菴霊淵―本朝最初の水墨画家
玉〓梵芳―日本文人画の祖
天章周文―心絵の名匠
相阿弥―“和漢の境をまぎらかす”
雪村周継―戦国の世の絵筆もつ豪傑
狩野永徳―質画の奇妙
長谷川等伯―桃山の風雲児
海北友松―豪気と抒情
狩野探幽―水墨の“仮名”化
俵屋宗達―おだやかな目と優しい手
尾形光琳―艶やかな墨
円山応挙―形似から写意へ
伊藤若冲―独創の奇抜
曽我蕭白―反俗の奇矯
長沢蘆雪―気の良いお茶目
池大雅―外光の下での制作
與謝蕪村―俳諧の絵画
浦上玉堂―東洋のゴッホ
谷文晁―〓墨の巨匠
渡辺崋山―勇断果決の武人画家
富岡鉄斎―古くて新しく、老いて若々しく
速水御舟―清冽の美麗
横山大観―日本水墨画の決算

著者等紹介

小林忠[コバヤシタダシ]
1941年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。日本近世絵画史専攻。名古屋大学助教授、東京国立博物館情報調査研究室長、学習院大学教授、千葉市美術館館長を経て、現在、岡田美術館館長、学習院大学名誉教授、「國華」主幹、国際浮世絵学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

5
大唐帝国に産まれ、鎌倉時代に日本に持ち込まれた「水墨画」が日本人に如何に消化され、展開していったを「雪舟等楊」から始まり、「速水御舟」、「横山大観」に至るまで24人の画家と作品を語るエッセイである。「黙菴霊淵」とか抑々なんと読むのですかと、凡下たる所以を曝け出してしまう。海外で、異文化の元に産まれたものを、輸入、消化、そして発展させてしまう日本人の創造性とそれを受け入れる需要層の豊かさ、厚みに感じ入る他はない。食わず嫌いの文人画を、再履修しようと思う。平成初頭の雑誌連載故、叙述の時代感も出ているけどね。2020/11/04

lendormin

2
豊穣なる日本水墨画の世界を堪能できます。室町時代の雪舟等楊から明治〜昭和の横山大観まで24人の画家が紹介されています。一人の画家に15〜20頁ほどと頁数は多くはないけれど、其々画家の特徴や魅力を鮮やかに引き出していて、読んでいて楽しいです。色とりどりの個性ある画家たちなので、必ずや気にいる画家や画が見つかると思います。「全史」という題は著者の意とは多分無関係と思いますが、水墨画がもはや完結した歴史と捉えるようなもので感心しません。これだけ豊かな世界を終わったものと捉えるなんて勿体ないと思ってしまいます。2020/04/07

hazukisuzuki

1
⭐︎⭐︎2021/06/21

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