講談社学術文庫<br> 観音さま

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講談社学術文庫
観音さま

  • 鎌田 茂雄【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2018/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065137284
  • NDC分類 186.8
  • Cコード C0115

出版社内容情報

慈悲の心で辛苦や厄災から人を救い、願いを叶える。古来からの絶対的救世主<観音>は、いかに生まれ伝播したのか。その秘密を探る!その相(すがた)は、仏から菩薩まで三十三変化。苦しみの中で名前を唱えて念じれば、即時に現れ、深い智慧をもって病やすべての厄害から救ってくれる……。古来、インド、中国、東南アジア、日本で救世主として愛され続けてきた<観音さま>。そもそも観音は、いつ、どこで生まれたのか。その御利益は。そして、中国や日本文化に果たした役割はーー。歴史的背景や、様々な観音像を検証、法華教の経典をひもときながら、「観音信仰」の真髄を探る。

『観音のきた道』(1997年刊 講談社現代新書)を改題、文庫化。

はじめに
第一章 観音とは何だろう
慈悲とは何か/観音の相(すがた)/「絶対無」の立場/応現のすばやさ/西田幾多郎の宗教論/観音とは自分自身である
第二章 観音の誕生
観音はどこで生まれたのか/『華厳経』/衆生の恐怖/阿弥陀如来の補処/菩薩の相
第三章 『観音経』の教え
西域の夜空の下で/『法華経』と鳩摩羅什/法華教の構成/法華教はどこで説かれたのか/観音の救済/観音と首飾り/娑婆世界への出現
第四章 観音信仰の歩み
中国相の観音信仰/水難に遭う/悪獣から逃れる/首をすげ替える/夢の中の観音/砂漠の守り神/人の苦しみを救う/観音信仰の歴史的概観
第五章 アジア民衆の中に生きる観音
庶民の中の観音/中国大陸の宗教/娘娘(ニャンニャン)信仰/観音のご利益/東南アジアの仏寺/マラッカの千手観音
第六章 観音、海へ
海と観音/観音の浄土/東アジアの観音霊場/観音示現の地/観音信仰の朝鮮伝播/海に立つ観音
第七章 観音と日本人
観音信仰はいつ伝来したか/「観音化身」の聖徳太子/観音経と観音像の成立―奈良時代/留学僧の役割/六観音信仰/鈴木正三の教え
おわりに
西国霊場三十三所/板東霊場三十三所/秩父霊場三十四所一覧   など


はじめに
第一章 観音とは何だろう
第二章 観音誕生
第三章 『観音経』の教え
第四章 観音信仰の歩み
第五章 アジア民衆の中に生きる観音
第六章 観音、海へ
第七章 観音と日本人
おわりに
西国霊場三十三所
板東霊場三十三所
秩父霊場三十三所


鎌田 茂雄[カマタ シゲオ]
著・文・その他

内容説明

苦しみの中でその名を称えれば、即時に現れ、病やすべての厄災から救ってくれる…。インド、中国、日本で、圧倒的な救世主として古来愛され続けてきた“観音さま”。そもそも観音はいつ、どこで生まれたのか。人はなぜ観音を信じるのか。日本文化に与えた影響は―。歴史的背景や『法華経』などの経典、観音像を検証しながら、「観音信仰」の真髄に迫る!

目次

第1章 観音とは何だろう
第2章 観音の誕生
第3章 『観音経』の教え
第4章 観音信仰の歩み
第5章 アジア民衆の中に生きる観音
第6章 観音、海へ
第7章 観音と日本人

著者等紹介

鎌田茂雄[カマタシゲオ]
1927年神奈川県生まれ。駒沢大学仏教学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。東京大学名誉教授、国際仏教学大学院大学教授。専攻は中国・朝鮮仏教史。学士院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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内藤銀ねず

15
再読。観音に関わる霊廟はアジア全域にあって、道教の施設にも観音像が置かれているそうな。神さまになった関羽の隣に観音像があるのも驚きだけど、支那学では庶民の心のよりどころは「何でもよかった」のだそう。日本だって八幡神が「わしも仏道修行したいぞよ」とお告げをして【八幡大菩薩】になっちゃったりする。そんなこんなで今でも八幡神社に梵鐘があったりするのでどうってことねぇです。それだけ庶民に観音さまが浸透してたわけで、十一面観音だったり千手観音だったり、何でもありを許してくれるのが観音さまなんです。2024/11/14

内藤銀ねず

10
観音菩薩と、観音信仰について非常に分かりやすく書かれた本。観音信仰について疑問に思うことがあって(大日如来や阿弥陀如来のような、如来を本尊とするお寺があるのは理解出来ても、菩薩を信仰するというのはどういうことなんだろう? と思ってました)買ってみましたが、なんだかお祖父ちゃんが孫に噛んで含めるように「観音さまとは」と語り継いでるようで、子どもに戻ったような錯覚すら覚えましたわ。元は新書として書かれた本らしいので、むべなるかな。勉強のためではなくて、観音さまに出会う本と言えるかも。2019/01/02

moonanddai

9
本人も気づかず再読W。我が家の宗派浄土教とはどんなものかから仏教に入っていったののですが、その後3年…、果たして理解が進んだと言えるのでしょうかねぇ…。浄土教と言えば阿弥陀様、観音菩薩、勢至菩薩がセットになっているのですが、浄土教を体系化した源信の往生要集では観音菩薩はほぼ省略されていると言います(中村元「往生要集を読む」)。観音菩薩と言えば現世利益の代表選手。極楽往生だけ(というか中心に)を求める浄土教の「教え」としては、現世利益というものを前面に出したくはなかったのかもしれない(…かどうか…?)。2023/08/27

moonanddai

8
古代(特に奈良時代)の仏教ということを頭の片隅にして読みました。観音信仰の歴史は相当古く、(大雑把に言って)インドから中国、朝鮮を経て、法華経を通じて古代日本にも早々伝えられていたようで、併せて造仏像も増えたようです。「観音さま」といえばやはり「ご利益」現世利益を求めるということになり、(筆者は当時の民衆仏教というものをあまり肯定していないようですが)行基がいて、そして多くの人が経文、陀羅尼などを唱えるというのが、当時の信仰の姿だったというイメージが(遅ればせながら)できてきました。2020/11/24

Takashi 

4
観音菩薩とはいかなる仏なのか。本質を分かりやすい文章で指摘し、観音の所依とする経典から観音信仰の成立と展開まで、観音菩薩を多面的に語る一書。これまで観音菩薩に対して抱いていたいくつかの疑問が、本書を読んだことで氷解した。また、『法華経』とは大乗仏典の雄であることが理解できた。つまり本書は、単に観音の紹介にとどまらず、東アジア古代仏教史としても描写されているので、古代東アジア仏教を学びたい人にもおススメ。2018/11/13

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