講談社タイガ<br> 少年Nのいない世界〈05〉

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講談社タイガ
少年Nのいない世界〈05〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065136560
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

異世界に飛ばされてしまった7人のうちに裏切り者がいる。攫われた仲間の一人、糸川音色を救い出すため結集したメンバーが動きだす!5年前に起きた「猫殺し事件」をきっかけに、異世界へ散り散りに飛ばされてしまった魚住二葉たち同級生7人。元の世界に戻れない永遠のような時間を越えて、奇跡的に再会を果たせたのは未だ4人だけ。その上、残りの行方不明者のうちに裏切り者がいることが発覚する。仲間の一人、糸川音色が攫われ事態が一気に緊迫する中、結集したメンバーたちは彼女を救うために動き出す!

石川 宏千花[イシカワ ヒロチカ]
著・文・その他

内容説明

5年前、7人が異世界に飛ばされる元凶となる事件を起こした和久田悦史。彼は世界を変えることができるという“実験”への参加を企てていた。糸川音色と菅沼文乃とともに、自分をも被験者として身を捧げようと、誰にも邪魔されず“ここではないどこか”へ行くために…。追い詰められたメンバーの前に、救世主―行方がわからないままの五島野依は、果たして現れるのか!?

著者等紹介

石川宏千花[イシカワヒロチカ]
『ユリエルとグレン』で第48回講消社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鷺@みんさー

54
『少年Nの長い長い旅』のラストシーンは、「始まりの終わり」だった。そしてこちらの完結は…「新たな始まり」だろうか。完全なる「めでたし、めでたし」ではない。けれど、誰もが心のわだかまりを、何らかの形で解消し、「らしい」結末を迎えた。デビュー作を見る限り、本来、彼女は児童書向けの文章を書く人ではなかったように思う。だがこうして、とっつきやすい文章に、少年少女の心のひだを丁寧に描き、今の時代の子供たちに、新しい文学を見せることのできる作家ではないだろうか。まだ石川宏千花に注目していない人、今のうちですぞ。2019/03/24

Nyah

44
異世界へ飛ばされる元々のきっかけを作った和久田悦史はこの世界を変えることができるという人体実験の被験者となった。同時に糸川音色と菅沼文乃も。精神的に追い詰めらた文乃が和久田を襲うが、殺人未遂となりそのまま三人眠らされ、惑星ファリへ。サットやトワコはルマ家の狙い、新しい「トリオ」を作ることを阻止するため、三人の奪還と研究所爆破を目論む。起爆時間が迫る中、救世主が。/五島野依の行方がわからない期間の秘密、二葉の決意。安直にめでたしめでたしとならず、しかし希望が感じられる終わり方。とても楽しみました。2022/01/30

秋良

14
人体実験に音色たちが使われそうになったところで、やっと野依が登場。トリオやエースの正体も明かされて、まあこれは予想の範疇。人工知能や時空のジャンプが主人公サイドに都合よく働く感じで、ぬるいSFになってしまったのがちょっと残念だった。青春ものとして読めば、無邪気にクラスで連んでいた面々がそれぞれの道を選んでいく結末は悪くない。音色の野依に対する態度が完全に恋してる女の子で、人間くさくて可愛かった。2023/05/10

りちゃ

12
シリーズ5作目(少年Nシリーズ10作目)・完結。あー、終わってしまった。納得のいく終わり方だった。この子達は強い。日々成長していく様が楽しかった。〈ここではないどこか〉を求めることから始まった物語。各々の選択。「考え方は、ひとつであってはいけない。人々がみんな、同じになってはいけない」2019/02/27

三毛猫メリー

9
長い長い旅で行方不明になっていた野依が・・・シリーズ完結。シリーズ通してとても良い作品でした。19-672019/09/28

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