出版社内容情報
話題沸騰! 80歳のおばあちゃんの冒険譚。次の目標はシャッター商店街の活性化!? 無気力組合員にどう立ち向かうのか。ウェブ雑誌「レトル」を立ち上げた80歳の小説家・幸田まり子。よき相談相手であるくらはらの提案で、次はシャッター商店街の活性化に取り組むことになる。しかし、商店街の組合は衰退を受け入れており、商店街でファッションショーを行いたいというまり子の提案に興味を示さなかった。みんなが商店街から去るなか、老いてただ朽ち果てていくだけの商店街に自分を重ね合わせるまり子は、去りがたい何かを感じていた――。
おざわ ゆき[オザワ ユキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
40
小説では、この臨場感は味わうことはできませんでした。主人公のまり子さんには勇気を与えられますね。人生100年のパイオニアです。2019/04/14
ネギっ子gen
28
前巻に続き、地元シャッター商店街の活性化に取り組む。が、商店街の人たちは組合長始め、商店街でファッションショーを行いたいという提案に興味を示さなかった。みんなが商店街から去る中、朽ち果てるのを待ち続けるだけの商店街に自身を重ね合わせたまり子は、去りがたい何かを感じていた――。<老いて、朽ち果てて廃墟のようで、かたくなで受け身で、あきらめてて、もう、その人を訪ねる人も、覚えている人もいない。この商店街のような人を、知っている。何も起こらなければ、それは、そういう人生だったと納得して、終わっていたかも>と……2021/10/14
白玉あずき
26
相変わらず傘寿とは思えない人間離れしたまり子さんの行動力。まあマンガだからいいかと思っても、やはり時々いらつく。この巻では本当に難しい問題に足を突っ込んでしまったおざわさん。シャッター通りの商店街の活性化? SNSでナイスをいくら積んでも商店街の再生にはつながらないと思う。地域住民に必要とされなければ継続性はないわけで、話題性なんて空しい。シャッターを上げて荒れ果てた店内を露わにした絵で、あまりの無残に心臓がドキドキした。社会の変化による「家族爆弾」の破裂は必要悪だろうな。2018/11/19
ネムコ
24
シャッター商店街の復興。難しいですね。特に当事者たちが諦めてしまっているとなると。せめて邪魔しないでくれればいいのに。2019/01/02
あこさん
10
さびれた商店街活性化編。ちょっと難航しそうだけど。 歳取ってもお洒落・綺麗でいるって凄く大変なことだと思う。アンチエイジングもある程度必要だけどやりすぎたりそればかりに固執するのもイタいし。ある程度自分を客観視しつつ 自分の好きなスタイルで自己主張できたらお洒落だなあ。そんなふうに歳取りたいなあと思った。2019/02/01