出版社内容情報
ウォーカロン・メーカによる、人口増加のための医療とは。Wシリーズ完結!生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するために武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
工学博士。1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さばかん
112
人間のように泣いたのか? 人間のように。 泣きました。 人間っていいな。2018/12/05
yu
87
Kindleにて読了。 中盤までは、何だかハギリ先生とウグイさんいい感じじゃん!とまったり読んでいたが、後半の出来事が唐突すぎてびっくり。っていうか、ハギリ先生、何だか心は小学生の男子で、ウグイさんが気の毒になってくる。。。人を好きになるっていう感情に、一体彼はいつになったら気づくんだろうか。人間とロボットの決定的な違いとういうものを如実に感じたストーリーだった。2018/10/28
はと麦茶
72
終わってしまった。疑問が解消したとは言えないけど、まあいいかな。この世界の普通の人たちの生活がちょっと垣間見れたような気がするのも、現代とあまり変わってなさそうなのもホッとするような。ウグイファンへのサービスか。2018/11/03
佐島楓
68
んんん? これで終わってしまうのか? ノベルスのほうでほかのシリーズが続いているからモチベーションを維持してもらおうというたくらみでしょうか? まあいいんですけどね、読みますから……。2018/10/24
南雲吾朗
61
久しぶりに森博嗣さんの世界にドップリ浸かりたくてしばらく間をあけたWシリーズの続きを読み始めた。やはり、めちゃくちゃ面白い!脇目も振らず読みふけってしまった。Dr.ハギリの考え方は非常に興味深いし、凄くニュートラルである。ただ、今回一つだけ共感できなかったのは子孫(子供)に関する記述の箇所だけである。子孫に対する親の気持ちは合理的なモノだけではなく、言葉では上手く説明できない不合理な様々な思いがある。これは人間に限らず生物全般にわたって在るものだと思う。今回のウグイは凄く人間的な印象を受けた。これで完結?2019/07/06