出版社内容情報
明治維新150年を締めくくる巨弾大河小説が誕生。開成学園に脈打つDNAは、維新を駆け抜けた男の「人の仕立て方」から始まった。開成学園理事長・丹呉泰健氏が推薦! 「開成学園の知られざる創立者、佐野鼎! その近代教育にかける情熱を見事に活写した本だ。」
明治の初め、まだ学制が発布される前、現在のJR御茶ノ水駅からほど近くに、日本で初めてと言ってもいい、正則英語を本格的に学べる学校が設立された。その名を「共立学校」という。現在、東京大学合格者数で日本一を誇り、政官財学をはじめ、各界に人材を送り出している「開成学園」の前身である。
長く続いた武士の世が終焉を迎え、近代化へと大きく舵を切り始めた幕末、使節団の随員としてアメリカ、ヨーロッパの土を踏み、文化や教育の現状を子細に見聞し、「人の仕立て方」こそが国を創ると予見して自らの官位を捨て、人を育てる事業に私財と己を投じた男がいた。
佐野鼎――。
これは、近代日本に新しい教育の礎を築き、後の世に多くの逸材を輩出することになる、ひとりの男の物語である。
明治維新から150年の節目となる2018年。この年を締めくくるのにふさわしい、巨弾大河小説が誕生!
遣米使節
英学指南
異国見聞
再度洋行
天狗無惨
外圧内変
碧眼先生
学校開設
未来継承
終章
柳原 三佳[ヤナギハラ ミカ]
著・文・その他
内容説明
明治の初め、日本に正則英語を学べる男女共学の学校が設立された。その名を「共立学校」という。現在、東京大学合格者数で日本一を誇り、政官財学をはじめ、各界に人材を送り出している「開成学園」の前身である。近代化へと大きく舵を切り始めた幕末、遣米・遣欧それぞれの使節団に加わり、世界一周を経て、「人の仕立て方」こそが国を創ると予見した男がいた。佐野鼎―。これは、近代日本に新しい教育の礎を築き、後の世に数多の逸材を輩出することになる、一人の男の物語である。
著者等紹介
柳原三佳[ヤナギハラミカ]
1963年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。交通事故、司法問題をテーマに執筆、講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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