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出版社内容情報
スパイ天国と称される日本にて、世界最強の諜報集団が存在し護国の柱となっているのをご存知だろうか? いわんや忍者のことである。現代に忍者は生きている――。スパイ天国と称される我が国にあって、本当は世界最強の諜報集団が存在し、護国の柱となっているのをご存知だろうか? いわんや忍者のことである。「八百蜘」なる一族に生まれ育った少女・キリネは、とある「大会」に参加していた。その表向きの目的は、日本代表の忍者を選抜すること。しかしその実態は、四日以内に他の参加者を間引かなければ自身が絶命するという凄絶なるサヴァイバルであった。
泉仁 優一[モトジン ユウイチ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
30
すごく面白い!平成末期の池袋駅半径2kmで繰り広げられる忍びの一族の選抜試験の命懸けの死闘。相手を4日以内に倒さないと毒が回る…相手を見つけ出し、誘い出し、相手の持つ解毒剤を奪い取る。ちっとも可愛くない切れ者の少女キリネと相棒の何だか頼りないシンヤ(彼には隠された何かがある!)。忍びとしての体術はあっても、異能があるわけではない。緻密な計算、心理戦にドキドキする!続きも絶対読む!と心に決めていたのに…何ですか~?紙の本は出てない!電子版は好きじゃないのに…紙でも出してほしい~2019/05/13
風鈴黒餡
4
時は平成末期、舞台は池袋駅2km圏内、所持金5万円。一族から無作為に選ばれた2人が組んで、顔も知らない他チームを全て倒すのがルール。目的は日本固有の諜報組織、八百蜘一族最強の忍を決める事。卓越した技能を持つ少女キリネと、技術は一般人レベルだが未知数の能力を持つシンヤの、都内ビル街で人知れず行われる壮絶な闘い。ストローや調味料など、その辺の物を瞬時に武器にしたり、ねぐらのネカフェに罠や仕掛けを張ったりと、縛りのある状況下での息詰まる攻防に引き込まれる。これはスマホやドリンクバーの出てくる忍法帖だ。2018/11/26
amow
2
池袋を舞台に顔も知らない忍者の末裔たちが互いを狙ってしのぎを削る現代忍者マンガ。忍者というと別の世界的な有名作があるけども、こちらは友情努力勝利どれもあんまり無し。ただひたすらにギミックと隠れんぼとバトルを繰り広げる。合理性をきわめたストイックさと、ぼくがかんがえたさいきょうの中二病が、こうも見事に融合できるものなのか。中学生のころに読んでいたらきっと確実に人生をもう2,3段踏み外していたと思う。明らかに架空なのに謎のそれっぽさが空想に拍車をかける。墨絵のようなタッチと相まって、実に実にシブい名作である。2019/05/07
コリエル
1
現代における忍者もの(スパイもの)ってそこそこあるんだけど、プロフェッショナルさを上手く表現出来ている作品はほとんどない。この作品はそこがキッチリしているのが良い。バディものにして片方を足手まといの半素人にすることでプロフェッショナルさを描きつつもトラブルが続出するようになっているところも上手い。2019/12/26
H
0
現代忍者もの。限られた予算でのローテクな戦い方が良い。即席の相棒と、敵を探り当てる所から始まるというのがスリリングで面白い。シンヤの覚醒スイッチは何なのか…。先が気になる2021/04/01