地面師―他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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  • サイズ 46判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065134122
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報



森 功[モリ イサオ]
著・文・その他

内容説明

知らない者から、喰い物にされる積水ハウス、アパグループ…不動産のプロがコロッと騙された複雑で巧妙すぎるその手口。

目次

第1章 「積水ハウス」事件
第2章 地面師の頂点に立つ男
第3章 新橋「白骨死体」地主の謎
第4章 台湾華僑になりすました「富ヶ谷事件」
第5章 アパホテル「溜池駐車場」事件の怪
第6章 なりすまし不在の世田谷事件
第7章 荒れはてた「五〇〇坪邸宅」のニセ老人

著者等紹介

森功[モリイサオ]
1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒。「週刊新潮」編集部などを経て独立。2008年、2009年に二年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で2018年、大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

279
勝手に自分の土地がとられたり、売買のタイミングで詐欺に合わせたり、犯罪なんだけど立件が難しいというタチの悪い事件が横行してる事に驚愕。よく騙される奴が悪いとか言う考えもあるけど、まず騙そうと考える人間の方が問題で見破るのも難しいとあれば狙われたら最後だなと思った。不動産て難しいなぁ。2019/07/28

ひろき@巨人の肩

93
Netflix「地面師たち」の元となるノンフィクション小説。地面師は戦後の焼け野原から始まり、1990年代バブルに絶頂。東京五輪の土地高騰で近年、再興。老舗旅館海喜館の55億円詐欺・五反田「積水ハウス」事件、資産16億円女性地主の新橋「白骨死体地主」事件、富ヶ谷「台湾華僑なりすまし」事件、12億円被害の溜池「アパホテル」事件、なりすまし不在、二重売買による5億円詐欺の世田谷事件。一般人の接点の少ない不動産市場で騙すことを目的に内田マイクなど筆頭に地面師集団が結集する。一網打尽の検挙とならない理由がわかる。2024/10/11

ゆみねこ

80
新庄耕さんの小説を読了したので関連本としてこちらのルポも。様々な事例とそこに絡んでくる輩が多くて分かりにくい。警察にもっと頑張ってもらって犯人たちを捕らえて欲しいと思った次第。2020/01/13

R

75
戦後に蔓延った地面師という詐欺師が現代に蘇っている、その実態を実際の事件から解説した本でした。大企業も騙された事例を挙げているせいもあろうが、警察が責めあぐねている話なんかも多くて、いらいらする部分もある。地面師集団といっても、分業が進んでいて、それぞれが様々な役割を担いつつ、最終的には誰が誰をどれくらい騙しているか、わからなくなるような複雑さもあり、さらっと読んだだけだと理解できないところもあった。なりすましと、本当の地主が「なぜか」死んでいた話というのが怖かった。2019/12/04

Nobu A

63
森功著書初読。18年刊行。図書館にて処分本を拾ってきた。数年前にニュースになり人々の耳目を集めた「地面師」と言う表現。詐欺師について学ぶ機会になったのは有り難いが、内容があまりにも表層的。他の方も書いている通りまず構成に難あり。「積水ハウス」事件を始め実際の事例を6つ挙げているが、その内実は切り込み方が明らかに不足。読み応えがある考察があるわけでもなく、繰り返しで冗長。大物、内田マイクに会ったことなんてどうでも良いこと。ある意味、類似本の小島庸平著書「サラ金の歴史」を思い出す。改めて秀逸だったと。 2024/07/07

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