桂離宮に学ぶ敷石と飛石の極意

豊藏 均【著】

講談社（2018/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 144p／高さ 21cm
• 商品コード 9784065133583
• NDC分類 629.61
• Cコード C3051

出版社内容情報

日本の造園美の代表といわれる敷石と飛石の極致である桂離宮をメインに紹介し、全国の作庭名人を取材して、その代表作と極意を解説。日本の伝統的文化である造園において、かつて技術の伝達は携わる者が身を以て体得するものであったが、現代の日本では造園技能検定のように国家資格として認定されるものとなっている。このための参考図書が必要とされているが、今までの経過から役に立つものは非常に少ないのが現状である。
著者は長い間、作庭に関す雑誌の編集に従事して日本全国の庭と造園家を取材してきた。本書は日本の造園美の代表といわれる敷石と飛石をテーマに、その極致である桂離宮をメインに紹介、解説し、さらに全国の作庭名人を取材して、その代表作と極意を解説する。

豊藏 均［トヨクラ ヒトシ］
著・文・その他

内容説明

名園中の名園に見る渡りと伝いの造形美！永遠の美といわれる桂離宮の敷石と飛石をたっぷり紹介。現代の日本で活躍する作庭実務者１２名の実例を紹介＆解説。

目次

時を越えた永遠の造形美　桂離宮の敷石と飛石を歩く（日本の名園中の名園；緻密な手仕事の集大成―御幸道　ほか）
列島縦断　現代ニッポンの敷石と飛石（地産地創という哲理…福岡徹（秋田）
強い意志こそ極意…小畑栄智（宮城）　ほか）
列島縦断　作庭者１２人の流儀現代ニッポンの敷石と飛石（福岡徹（秋田）
小畑栄智（宮城）　ほか）
新感覚　敷石と飛石の試み
日本全国　我が故郷の敷石と飛石（北海道―大釜慎史（緑植木）・中浜年文（中浜造園）
東北―福岡徹（福岡造園）　ほか）

著者等紹介

豊藏均［トヨクラヒトシ］
作庭研究家。１９５５年千葉県生まれ。隔月刊誌『庭』前編集長。取材を通じて全国の庭を目にし、作庭者と交流を結ぶ。創庭社代表。（一社）日本庭園協会評議員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[bookmado]

桂離宮に行く前に慌てて事前学習として読んでみました。実はこちらは桂離宮についての紹介は1割程度でほとんど他の作庭家の庭石へのこだわりのお話です。ただ、桂離宮の庭石が工夫とバリエーションに富んでいたので、そういったことに感性ゼロだった私は事前に読んでおいて良かったです。たった数個の石で表情が変わること、それをどこから持ってくるか、どういう風に配置するかにこだわりが一つ一つあることがなんとなく理解できたので、一歩一歩楽しめました

2020/09/10

[セキセイ2]

なんとなく桂離宮を見学、計算された庭の美と敷石の技に感動して読んでみました。見せ方や実用性など敷石に対する考え方や打ち方も作庭者によって個性があり奥深い世界でした。

2019/04/29

[インテリ金ちゃん]

桂離宮についての記述は、巻頭の30ページ程。「桂離宮に学ぶ」って何？

2019/01/08