歌舞伎―芸と血筋の熱い裏側

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歌舞伎―芸と血筋の熱い裏側

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  • サイズ B40判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062209397
  • NDC分類 774
  • Cコード C0074

出版社内容情報

梨園の序列や裏世界、役者の芸と私生活の真実を、市川猿之助家(澤瀉屋)に生まれた歌舞伎研究家・喜熨斗(きのし)勝氏が書き尽くす当代の人気役者たちの、舞台の上では決して見られない、芸と血筋の熱い裏側に迫る。
梨園の序列や格差、裏世界、役者バカの私生活、女たちの役割を、市川猿之助家(澤瀉屋)の一族に生まれ育った歌舞伎研究家・喜熨斗勝(きのしまさる)氏が書き尽くす!


第一章 「海老蔵と花形役者たち」  市川海老蔵  坂東玉三郎  市川中車  松本白鸚・幸四郎・市川染五郎  中村福助・芝翫・児太郎  堀越勸玄  市川團子
第二章 「猿之助と花形役者たち」  市川猿之助  中村獅童  片岡愛之助  中村勘三郎・勘九郎・七之助   尾上菊五郎・菊之助・まほろ
 
 特別講座・ 歌舞伎界の「格付けと格差」  5年後のツートップと最高幹部たち
 対談・ 小道具さんが見てきた 「舞台裏と役者の素顔」

第三章 「梨園の女たちは何をしているのか」 御贔屓筋と先輩役者へのご挨拶はマスト ・「お上がりやす」を真に受けてはいけない ・ 着物でわかる女たちの格 ・ お祖母ちゃんは特別な存在
第四章 「歌舞伎役者の裏の苦労と私生活」 花街の総見 ・ 役者同士の飲み会 ・ 験を担いで毎日同じことを ・ 芸の伝授はマンツーマン ・24時間いつも役者顔 ・ ファミリーを作る ・ ”役者バカ”をお許しください
 
 名所と史跡を散歩する 浅草 「歴史はこの地で刻まれてきた」
 歴史読み物 「出雲の阿国と團十郎の物語」 歌舞伎を生んだ男と女

第五章 「もっと知りたい歌舞伎界のあれこれ 」大向うのしきたりと秘術 ・とちる役者 ・ 外題 ・ 辞世の句に見るそれぞれの生き方 ・ 本当に舞台で死んだ役者の話 ・ 八代目中車の妾宅と本宅 ・吉右衛門直伝の別れの蕎麦の食べ方
 
 特別対談 「華があり情もある歌舞伎役者たち」 関 容子
 歌舞伎年表  阿国の登場から第5期歌舞伎座の開場まで

 役者の繋がりが一目でわかる  歌舞伎各家の 「家系図」
 喜熨斗(二代目市川小太夫)家の「親子の物語」


喜熨斗 勝[キノシ マサル]
著・文・その他

内容説明

「自分には何が足りないか」を必死に考えている。役者としての「生き様」を継いでいく。梨園で生きていくことは、それほど簡単なことではない。プロ精神の塊りは「そこまでやって、初めて芸でしょ」。バックも何もない「実力で這い上がってやる」。当代の歌舞伎役者達の、舞台の上では決して見られない、芸と血筋の熱い裏側に迫る。

目次

1 海老蔵と花形役者たち(市川海老蔵―「自分には何が足りないか」を必死に考えている;松本白鸚・幸四郎・市川染五郎―役者としての「生き様」を継いでいく ほか)
2 猿之助と花形役者たち(市川猿之助―プロ精神の塊りは「そこまでやって、初めて芸でしょ」;中村獅童―バックも何もない「実力で這い上がってやる」 ほか)
3 梨園の女たちは何をしているのか(御贔屓筋と先輩役者へのご挨拶はマストで超重要;「お上がりやす」を真に受けてはいけない! ほか)
4 歌舞伎役者の裏の苦労と私生活(ファミリーを作り弟子と仲間を育てる;御贔屓筋の開拓・確保 今また復活した花街の「総見」 ほか)
5 もっと知りたい歌舞伎界の「あれこれ」(大向うの「しきたりと秘術」;「とちる役者」は高くつく? ほか)

著者等紹介

喜熨斗勝[キノシマサル]
1935年10月3日、神奈川県鎌倉市生まれ。父は歌舞伎役者・二代目市川小太夫。伯父は初代市川猿翁(先々代猿之助)。当時、世は第二次世界大戦中であったため、歌舞伎役者としての基鮮的修行が出来ず、独学で新劇俳優を目指す。鎌倉学園中学・高等学校在学中は演劇部発足に参加し、6年間、専ら部活動に没頭。放課後は「劇団 民芸」の演出家・松尾哲次氏の研究会で、演出と演技を学ぶ。明治大学・演劇学科に入学し木下順二、大木直太郎先生らの指導の下、劇団活動に専念。卒業後は「文化放送」に入社し、アナウンサーとして活躍。1963年にフリーに転身後は、数多くの番組の司会・ナレーターを担当。1990年代に入り、東京都文京区で自治体が経営するケーブルTVに開局から参加。番組制作者として数多くの番組を制作する。ワイドショウにゲスト出演したのがきっかけとなり、幼少のころの「歌舞伎の家」での経験を土台にTVでの発言機会が増える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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26
最近歌舞伎の戦後史のような本を続けて読んだが、これは軽いエッセイのような本。著者は「喜熨斗」さんということで、報道で多く耳にしたお名前の澤瀉屋の生まれ。しかし歌舞伎役者にはならずにアナウンサーになった方。歌舞伎の世界を中から知りつつ外からの視点もある。小道具さんのインタビューがあったり、家系図やそれぞれの家のパワーバランスが示されていたり、わかりやすく入門書によい感じ。ところどころぶっちゃけて軽い語り口。藤原紀香さんが悪く言われがちなことをかばっていらして、いろんな人へのエールが書かれていた。2024/07/30

Wisteria

7
めちゃくちゃ面白かった!喜熨斗さんは歌舞伎界の半分身内で半分他人の立場だから、この人にしか語れない話だと思う。色々複雑な思いも見え隠れしながら、全体的には愛がある。戦後、大変なご苦労をされたお父様への思いにジンとした。もし戦争がなかったら、喜熨斗さんも現役歌舞伎役者なんだろうな。2020/05/11

arisaka

5
歌舞伎の家に生まれながらも、歌舞伎役者にならずにアナウンサーになった著者による、内と外の境界から見た歌舞伎と歌舞伎界のあれやこれや。内容もりだくさんの分だけ、一つ一つが薄くて早足の印象も受けるけど、歌舞伎勉強中の自分にとっては読みやすくとよかったです。歌舞伎は演目もそうだけど、役者と家格の事情が面白い。ついに団十郎襲名も決まり、歌舞伎界はどう変わるのか。ワクワクする。2019/10/29

bun

5
歌舞伎のこの先を思うこころが伝わってくる。次代の役者、脇役さんへの思いも。亡くなった名優たちのエピソードが嬉しい。作者の来し方に歌舞伎界の厳しさを見る。2019/04/08

masasamm

5
さらりと読めて、歌舞伎に興味を持てる。中村歌右衛門の名をだれが次ぐのか。玉三郎や七之助の名前を出してくるなど、仰天プランも飛び出してくる。中車や愛之助や獅童などにも期待を寄せて、未来の歌舞伎がさらに楽しみになるような本である。2019/02/03

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