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出版社内容情報
西進を続ける劉邦に、項羽が迫る‥‥。残された刻は僅か。機先を制すべく張良がとる策は!?『修羅の門』『修羅の刻』『海皇紀』‥稀代のストーリーテラー川原正敏最新作は、紀元前中国が舞台。秦末の動乱期に覇を争った項羽、そして劉邦の生きざまを描き出す歴史絵巻。主役には天才軍師・張良を据え、偉丈夫達の興亡を紡ぎだす!
一時は策を失するも、劉邦の将としての器と張良の機転により、宛を下した劉邦軍。関中に入るため、武漢を目指し西進を続けるがその後方には、章邯を降伏させた項羽が迫る‥‥残された刻は僅か。機先を制すべく張良がとる策は!?
川原 正敏[カワハラ マサトシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
8
秦のボスがコロコロ変わるな!史実だからね!2023/01/14
新天地
6
張良のとあるセリフでこの戦い、むしろ戦争自体がある種の私戦であることをここでようやく思い出した。張良は仇を討つためであるし、劉邦や項羽は王になるため、窮奇や多くの者たちは自分がついて行くと決めた者のため、ついでに国士無双さんは己の野望のため、それぞれが自分のために戦っている。それが結果的に民のためになったりもするのだが、世のため人のためと言わないからこそ戦いに身を投じる説得力がある。張良の戦術はハマりにハマっているけど、戦略では予想外な事態が起こってばかりで、実は全体ではうまくいっていないのが面白い。2018/10/23
T.Y.
5
関中入りした劉邦軍だが、咸陽を落とすのは困難。何とか正攻法ではなしに秦の心を折ることを目指すが、趙高の死で秦は再び一丸となる…。ここからは「味方のはずの項羽軍に先を越されないように関中王となる」が戦いの主眼となり、両雄の対立につながるという、思えば足を引っ張りあってばかりの話なわけだが、本作では張良にとって「自ら秦を滅ぼす」という敵討ちが目標であったことの強調で話を動かす。話の筋は流石に通っている。敵のスケールという点で少々盛り上がりには欠けるが、まあ次からが本番か。2018/11/02
水面頼光
5
張良の神算、窮奇の咆哮、そして黄石の健気さ。人が覚えにくく中々入り込めなかったがここにきて一気に面白くなった。次巻いよいよ対秦最終決戦! 2018/10/20
Worldさん
4
もはや秦国ってデカい組織なだけで国の体裁保ててないよな。ということで二代目も死んだし超高も死んだし。もはや張良の憂さ晴らしの要素が残るのみで話は項羽VS劉邦に移行している。まず目指すは関中王2023/01/30