INNOVATION ECOSYSTEM―ニッポンは甦る!

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INNOVATION ECOSYSTEM―ニッポンは甦る!

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065131350
  • NDC分類 507.2
  • Cコード C0031

出版社内容情報

米中が技術覇権を握る中、日本はこのまま座してはいない。自民党知的財産戦略調査会における議論の集大成。米中が技術覇権を握る中、日本はこのまま座してはいない。

上山隆大、冨山和彦、安宅和人、落合陽一ら有識者多数を招いておこなわれた、自民党・知的財産戦略調査会における白熱の議論!

<本書の構成>
第一章 知財戦略と日本の進路◆甘利 明
第二章 知的財産戦略調査会提言「イノベーション・エコシステムの早期確立のために」について◆山際大志郎
第三章 総論対談◆上山隆大×甘利 明 落合陽一×山際大志郎
第四章 有識者提言◆冨山和彦 安宅和人 松尾清一 山本貴史 西口尚宏ほか
第五章 シリコンバレーにおけるイノベーション・エコシステム◆山際大志郎
第六章 座談会 提言の実現に向けて◆甘利 明 新藤義孝 松野博一 山際大志郎

国内でも多く使われているスマートフォンはほとんどがアメリカ製や韓国製だ。二十一世紀型インフラと呼ばれるようなインターネットの検索エンジンやソーシャルネットワーキングサービス、あるいはオンラインショッピングなどの分野においては、完全に世界から取り残されてしまっている。経済は社会活力の源泉だ。かつての国際競争力を日本が再び取り戻すことは、日本に住む人々の暮らしのためにも欠かせない。そのためにはこれまでのやり方を漫然と続けるわけにはいかず、新しい戦略が求められる。日本の場合、資源大国でもなければ人口大国でもないため、イノベーションを通じた付加価値創造を追求するほかない。通商政策や産業政策を強化し、日本が培ってきた知恵を価値に変えることこそが、これからの日本にとって重要な戦略なのである。(甘利 明「はじめに」より抜粋)

自由民主党政務調査会の「知的財産戦略調査会」(会長:甘利明衆議院議員)は、企業・個人の経済活動や創造活動を支える礎である知的財産をめぐる環境整備により、日本経済の成長を促す議論を進めてきた。昨今の社会変容で知的財産のあり方が「独占、保護」から「共有」へと変化し、本調査会も政策面からオープンイノベーションを促すための議論へと転換した。イノベーションが自律的、持続的に生まれ続けていく「イノベーション・エコシステム」の確立が喫緊の課題と捉え、有識者ヒアリングや政府の取り組み状況等を通じて、議論を集約し提言をとりまとめ、安倍晋三内閣総理大臣等に申し入れをおこなった。

甘利 明[アマリ アキラ]
著・文・その他/編集

山際 大志郎[ヤマギワ ダイシロウ]
著・文・その他/編集

内容説明

米中が技術覇権を握る中、日本はこのまま座してはいない。自民党知的財産戦略調査会における議論の集大成。

目次

第1章 知財戦略と日本の進路
第2章 知的財産戦略調査会提言‐イノベーション・エコシステムの早期確立のために‐について
第3章 総論対談(イノベーション・エコシステムに向けた大学改革;イノベーション・エコシステムのデザイン)
第4章 有識者提言(イノベーション・エコシステムと大学改革;“シンニホン”AI×データ時代における日本の再生と人材育成;大学の知識産業化のためのガバナンス改革と産学連携;東京大学における産学連携活動について;SDGsの枠組みを活用したルール形成とビジネスチャンス;イノベーションシーズとしてのビジネスモデルとそれを支える知財マネジメント)
第5章 シリコンバレーにおけるイノベーション・エコシステム
第6章 座談会―提言の実現に向けて

著者等紹介

甘利明[アマリアキラ]
自由民主党知的財産戦略調査会会長

山際大志郎[ヤマギワダイシロウ]
自由民主党知的財産戦略調査会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tacacuro

2
日本経済の成長力を強化するためには、イノベーションが生まれ、ニーズにつなげ資金を投入して収益化し、さらに次のイノベーションへと自律的・持続的につながっていくという「イノベーション・エコシステム」を形成する必要がある。本書ではそのために必要な様々な改革(大学経営と教学の分離、デザイン思考・経営やオープンイノベーションの導入、グローバルなルール形成へのコミットメントなど)が提言されているが、最も重要かつ困難な改革は「失敗を恐れずに挑戦する」という意識改革だろう。個人的にはDNAレベルの問題だと思う。2022/02/04

hayataka

1
日本のイノベーション・エコシステムの現状を知るのに適している。落合氏が指摘するイノベーションの4パターンの中で、枯れた技術の水平思考が見落としがちであるというのは納得。「すごい」から「かっこいい」への価値変換も面白かった。2019/05/02

RyoShun

0
IPランドスケープ:競合企業や自社企業の知的財産(IP)の保有状況を、市場の状況を加味して俯瞰することで、自社の強み・弱み等を把握し、M&AやR&Dの経営戦略に活かす手法2019/01/21

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