講談社現代新書<br> ヘーゲルを越えるヘーゲル

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講談社現代新書
ヘーゲルを越えるヘーゲル

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065130759
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C0210

出版社内容情報

序 ヘーゲルの何が重要なのか?
多文化主義の旗手、またラカン派精神分析を資本主義批判に応用する思想家など、ヘーゲル研究を出発点とし、ヘーゲル研究に拘る哲学者は少なくない。
現代思想でヘーゲルはなぜ重要であり続けるのかを、アクチュアルな議論の状況に即して考える。
第一章 「歴史の終わり」と「人間」
ヘーゲルの歴史哲学は、マルクスをはじめその後の社会思想を決定づけたその要因を探る。
第二章 「主」と「僕」の弁証法
高著『精神現象学』の有名な「主」と「僕」の弁証法の論理を再確認する。
第三章 承認論と共同体
初期ヘーゲルの「承認論」の意味を考える。ハーバマスとの比較も読ませる内容である。
第四章 「歴史」を見る視点
再度マルクスに立ち返りヘーゲルの「歴史」を総合的に検討する。ベンヤミンとの論争やアーレントとの関連性なども視野に入れる。

仲正 昌樹[ナカマサ マサキ]
著・文・その他

内容説明

フーコー、ジジェク、ラカン、アドルノなど…。後世の思想家にヘーゲルはどのように読まれたか。

目次

序―ヘーゲルの何が重要なのか?
第1章 「歴史の終わり」と「人間」
第2章 「主」と「僕」の弁証法
第3章 承認論と共同体
第4章 「歴史」を見る視点
あとがきに代えて―「理由」が喪失する時

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島県に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。文学や政治、法、歴史などの領域で、幅広い言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

37
読者の中に何が論じられているのか全くつかめない、という感想があるのではないか。特にZ世代による歴史盲のムーブメントを真に受けると尚更である。ぼくも類書を読んで、全くつかめなかったことがある。本書は東浩紀『動物化するポストモダン』から、更にコジェーヴの引用をフックにして、ヘーゲルの人間が自由になろうとする過程としての歴史観とは別の、無縁な歴史観を体現した日本人のことを動物化と呼んだ、と現代に上手くつながっている。「そこでヘーゲルが注目するのが、個々の主体に備わった「自由」になろうとする傾向である。」これが簡2022/10/11

耳クソ

20
アドルノ(というか、やっぱスピノザ)おもしれ~。彼らだけでなく、すぐれた哲学者の仕事は世界を面白くしちゃうね。当の本人は面白くなさそうだけど。2021/08/13

さえきかずひこ

15
本書はヘーゲルの入門書ではなく、現代の哲学など(分析哲学、フランクフルト学派、ラカン派精神分析、ジェンダー論、ポストコロニアル研究ほか)においてヘーゲルのそれがいかに批判的に論じられているかを幅広くかつ掘り下げて論述している。ヘーゲルそのものの著作では主に『精神現象学』次いで『法哲学要綱』を参照することが多いので、読み進めるにはこの二書についての基本的な理解が必要だろう。また、前述した現代の哲学などについても知らないとかなりハイコンテクストな展開についていくのが困難だと思う。現代的な新書ではないので注意!2018/11/27

またの名

11
後世の思想家がヘーゲルから受けた影響を新書にしては硬派に要約して仲正節を抑え気味かと思ったら、最後にちゃんと業界からネット界隈まで罵倒してた。マルクスはもちろんヘーゲルから文章と書き手の表情や声色や身振りとのズレという非同一性の哲学的意味を学んだアドルノ、絶対知とは究極のゴールになる対象はないという発見についての知だと解釈したジジェク、テイラーやバトラーに加え、ハイチ革命との関連を論じたスーザン・バック=モースら近年の議論が目白押し。個々をもっと丁寧に取り上げても良かった感じなので、予告された続きに期待。2018/12/19

koke

6
主/僕の弁証法、承認、歴史を焦点に、現代思想の中で陰に陽に参照されるヘーゲル哲学の意義を解説する。現代思想の方に軸を置く私には「そこが知りたかった」の連続だった。ナポレオンを歩く「世界精神」だとほざく18世紀生まれの爺様がなぜアクチュアルであり続けるのか、積年の謎が解けた。2021/12/30

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