出版社内容情報
海の中の図書館を舞台にしたやさしい童話の第3弾。ウミウシも、ミノカサゴも、クラゲも、いろんなふうに図書館を楽しみます 第54回講談社児童文学新人賞佳作でデビューした葦原かもさんの大人気作『うみのとしょかん』の続編です。
海の中にある図書館で、海の生きものたちがくりひろげる物語を、持ち味のユーモアとともにやさしく書いた作品です。短いお話が4つ入っているので、どこからでも楽しめます。
小学1年生から、自分で楽しむことができ、本への親しみが増す物語です。
(内容紹介)
本好きのアオザメと、図書館員のヒラメが主人公。
図書館にやってくる生きものたちの、4つの小さなおはなしに分かれています。
●こいする ウミウシ
白いうみうしはそれまで中の良かった赤いうみうしを前にするとうまく話せなくなってしまって…
●おしゃれなミノカサゴ
おしゃれ大好き女子のミノカサゴはとしょかんで色鮮やかな南の海の魚たちの写真を見てびっくり!
●はずかしがりやのクラゲ
かなしくなるとブルーに色がかわるクラゲが本を読むと……?
●としょかんのじけん
ヒラメがある朝起きるとまわりの様子がいつもと違っていました。タイのたんていがやってきて隠されたメッセージを見つけます。
小学校低学年むけ
葦原 かも[アシハラ カモ]
著・文・その他
森田 みちよ[モリタ ミチヨ]
著・文・その他
内容説明
本がだいすきなうみのいきものたち。小学1年生からひとりでよめます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おひさま家族
6
小5、小3息子ひとり読み。ウミウシかわいい( ^ω^)・・・2019/01/07
ちみたんママ
4
〈息子喰いつき度〉★★★★☆ 〈私気に入り度〉★★★★☆ シリーズ3冊目。同じくらいの文字量の児童書だと読みにくい作品って結構あるけど、このシリーズはとにかく読みやすい、読み聞かせもしやすい。1文当たりの文字が少なめ、主語が明確でわかりやすいetc、児童作家としての葦原さんの工夫と力量を感じます。挿絵も愛嬌たっぷり。今回は謎解き要素もあって8歳息子も終始楽しそうでした。2024/02/05
遠い日
4
「うみのとしょかん」シリーズ。あらあら、なんてかわいい恋でしょう。気になって気になって、苦しくなっちゃう。気づけばその子のことばかり考えている。青いウミウシの恋を図書館の利用者たちが支えます。読書家のアオザメのアドバイスがナイス!本好きが引きも切らずに通う海の図書館には、仲間意識があり、理解者がたくさんいることで、安心して本を読めるのです。クラゲの女の子の読み聞かせ会、管理人のヒラメへの感謝のメッセージ。すてきでした。2022/10/14
菊蔵
4
大好きなシリーズの最新刊が出ていると知った時の嬉しさといったら( *´艸`)一番最初は娘に借りてみたのですが、今ではすっかり私の方が意気揚々と読んでしまっています。図書館が舞台の物語には常々惹かれて止みませんが、こちらのシリーズは一つ一つがとても優しく、読書の楽しみと共に可愛らしい海の動物に癒されています。青い海の中の一角に静かに設えられた海の図書館。想像力が掻き立てられ、今回もとても楽しい読書でした。2019/01/30
ぴいちゃん
3
5歳読み聞かせ。図書館本。 アオザメがいいキャラ。カサゴってこんなにキレイなの?ってカサゴに興味津々だった次男。 母は色が変わっていくクラゲとか、「よるの うみのとしょかん」も想像したらすごくキレイで素敵なんだろうな〜と思った😊2022/10/08