静かに、ねぇ、静かに

個数:

静かに、ねぇ、静かに

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月20日 06時06分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065128688
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

インスタにアップする写真の中でだけ、僕らは“本当の旅”を実感できる。芥川賞受賞から2年、本谷有希子が描く現代のSNS狂騒曲!芥川賞受賞から2年、本谷有希子が描くSNS狂騒曲!

海外旅行でインスタにアップする写真で"本当”を実感する僕たち、ネットショッピング依存症から抜け出せず夫に携帯を取り上げられた妻、自分たちだけの"印”を世間に見せるために動画撮影をする夫婦――。

SNSに頼り、翻弄され、救われる私たちの空騒ぎ。

本当の旅
奥さん、犬は大丈夫だよね?
でぶのハッピーバースデー


本谷 有希子[モトヤ ユキコ]
著・文・その他

内容説明

海外旅行でインスタにアップする写真で“本当”を実感する僕たち、ネットショッピング依存症から抜け出せず夫に携帯を取り上げられた妻、自分たちだけの印を世界に見せるために動画撮影をする夫婦―。SNSに頼り、翻弄され、救われる私たちの空騒ぎ。

著者等紹介

本谷有希子[モトヤユキコ]
1979年生まれ。2000年に「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』で第53回岸田國士戯曲賞受賞。2011年に小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年に『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、2014年に『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞、2016年に「異類婚姻譚」で第154回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

377
芥川賞受賞作『異類婚姻譚』に続いて、本谷 有希子2作目(芥川賞受賞後第1作)です。SNS絡みの個性的でユーモラスな短編集、面白く読みました。オススメは、気持ち悪さテンコ盛りの『でぶのハッピーバースデー』です。2018/09/09

ケンイチミズバ

284
自分にイイネしてくれる人のコメントや存在こそが真の人間関係という視野狭窄に陥っている人は現実にたくさんいるのだろう。そんな狭い世界で承認されたものだけを正しいと信じ、片時もスマホを手離さない。イライラしたが、キャンピングカーの話はラストのおもしろさがなんともいい。ブラックすぎてる。ネットを通じ擬似的に充たされるのも度が過ぎれば私には病気としか思えない。目で見た現実よりインスタにした旅行風景の方が大切なんて終えとる。読書メータも読書体験よりコメントをアップすることの方が大事だと思っている人がいやしまいか?2018/09/03

抹茶モナカ

260
SNSが日常を蝕む様子を描いた3編からなる短編小説集。LINE、インスタ、ネットショッピング、動画配信。SNS漬けの現代人の様子は、世間話のレベルでも危惧されているが、小説の分野で作品化している作家さんはいたろうか。不勉強なので、わからないけれど、現代社会の空気のくみ取り方が良くて、読みやすく、面白く読んだ。それぞれ作品の終わり方は後味が悪いのだけれど、アイロニカルという感じかもしれない。短編集としては、文体も実は密度が薄くて、サクッと読めてしまうカミソリの刃のような本なんだけど、冗長な部分もあった。2018/09/25

風眠

245
自分の価値観は絶対で、これこそが正しい理想のカタチ。そう、自分の世界にいる限りは「おかしいよね?」と誰かに指摘されることもないし、幸せでいられる。働いたり家庭を築いたり、現実の中に参加するなんてナンセンス。そんなふうに、思考を都合よく変換し、自分理論に酔いしれる。閉じた世界で完結している人たちの、カルト的洗脳感・・・あぁ、なんて気持ち悪いんだろう。だからなんだよね、現実世界で躓いてしまうのは。SNSの中こそが輝ける現実、底辺生活なのは歯並びが悪いから。そうやって何かのせいにして、そして引き返せなくなって。2019/01/02

のり

211
3話からなる短編集。正直、共感できる人は皆無だった。SNSにとりつかれた者達。インスタにアップする事に懸命になり、浅い人間関係しかつくれない。人一倍、他人の視線や言動に敏感になりながらも、ノリの発言に寄りかかるしかない。判断力低下が痛々しい。ネットショッピングに嵌まった主婦も生活基盤が崩れるだけ。動画撮影の夫婦もまた病んでいる。不可解な現実も多様化している。2019/02/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12954289
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。