おばあちゃんのにわ

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  • サイズ B4判/ページ数 41p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784034253908
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

数々の賞を受賞した名作『ぼくは川のように話す』のコンビによる心温まる絵本。著者であるカナダの詩人、ジョーダン・スコットの祖母との思い出がもとになっています。ポーランドからの移民で、あまり英語がうまくしゃべれないおばあちゃんと「ぼく」は、身ぶりや手ぶりで、そして、さわったり、笑ったりして、いいたいことを伝えあいます。言葉にたよらない二人の親密さを描くシドニー・スミスの情感あふれる絵が、懐かしい記憶を呼びさまして胸を打ちます。

ぼくのおばあちゃんは、もとはニワトリ小屋だった家にすんでいる。毎朝、お父さんの車でおばあちゃんの家にいくと、おばあちゃんは庭でとれた野菜をつかって、朝ごはんをつくってくれる。長いあいだ食べものがなくてこまったことがあるおばあちゃんは、ぼくが食べこぼしたオートミールをひろいあげると、それにキスして、ぼくのおわんにもどす。
雨の日には、おばあちゃんはゆっくり道を歩く。それはミミズをつかまえるため。ぼくたちは、つかまえたミミズをおばあちゃんが野菜を育てている庭にはなつ。いつも、二人でそうしていた。おばあちゃんがあの家を出るまでは……。

内容説明

ぼくのおばあちゃんは、大きな道のそばにある、もとはニワトリ小屋だった家にすんでいる。カナダの詩人、ジョーダン・スコットの祖母との思い出をもとにした絵本。ポーランドからの移民で、あまり英語がしゃべれないおばあちゃんと「ぼく」は、身ぶりや手ぶりで、そして、さわったり、笑ったりして、いいたいことを伝えあいます。言葉にたよらない二人の親密さを描くシドニー・スミスの情感あふれる絵が、懐かしい記憶を呼びさまして胸を打ちます。

著者等紹介

スコット,ジョーダン[スコット,ジョーダン] [Scott,Jordan]
1978年生まれ。カナダの詩人。2018年、これまでの業績に対してThe Latner Writers’ Trust Poetry Prizeを受賞。シドニー・スミスとともに、『ぼくは川のように話す』によりシュナイダー・ファミリーブック賞、ボストングローブ・ホーンブック賞を受賞

スミス,シドニー[スミス,シドニー] [Smith,Sydney]
1980年生まれ。カナダの画家。『おはなをあげる』(ジョナルノ・ローソン作)によりカナダ総督文学賞、『うみべのまちで』(ジョアン・シュウォーツ文)によりケイト・グリーナウェイ賞、初めての自作絵本『このまちのどこかに』によりケイト・グリーナウェイ賞とエズラ・ジャック・キーツ賞を受賞。上記3作と『ぼくは川のように話す』はすべてニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞している

原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒業。『ぼくは川のように話す』により産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃちゃ

117
言葉に頼らなくても心を通わせ合える温かさが、絵本からあふれ出る。特に、やわらかい朝陽が差し込むキッチンで、台所仕事をするおばあちゃんの後ろ姿が素敵だ。故郷のポーランドで戦争中に計り知れない苦労をし、後にカナダに移住した祖母。庭で取れた野菜を丁寧に保存し決して粗末にしない。雨の日にはミミズを集めて庭に放ち土を豊かにする暮らしぶり。「ぼく」が祖母と過ごした静かなひとときは、生きる上で貴重な経験となって心に刻まれた。大切なものは言葉を介さずとも伝わる、自然の豊かな恩恵に感謝して丁寧に暮らす。私も心に刻みたい。2023/10/15

MI

94
カナダの詩人ジョーダン.スコットの祖母との思い出をもとにした絵本。祖母はポーランドからの移民で、英語があまり話せず、主人公のぼく〔孫)との会話は手ぶり身ぶり。おばあちゃんとのことばではないけど、一緒にご飯食べたり、畑に行ったりの思い出がなんとも深い。2023/09/13

とよぽん

84
図書館新着棚から。表紙を見て、あの絵本と同じだと思った。『ぼくは川のように話す』のジョーダン・スコット/文、シドニー・スミス/絵、原田勝/訳、このトリオによる「おばあちゃんのにわ」。タイトル文字は荒井良二さん。物語も絵も、静かな優しさに包まれて温かい。移民としてカナダに来たおばあちゃん、土の中に生きるミミズがとても象徴的で・・・。2023/07/21

ぶんこ

74
眠れぬ夜に沁みるお話でした。ポーランド移民で英語が話せないおばあさんと孫ですが、心は通いあっていました。舗装された道路で行き場がなくなったミミズを見つけては土に返し、その土から美味しい野菜を作って僕に食べさせてくれる。戦争で苦労してきたおばあさんが失わなかった優しさに胸がつまる。ニワトリ小屋だった家で自らの手で営む生活。孫が親になって、子ともミミズを探しに行っては土に返す。静かな幸せ。ひっそりとした涙が出ました。2023/09/01

がらくたどん

74
『ぼくは川のようにはなす』で輝く想いの奔流を描いたチームが英語がうまく話せない祖母と少年との交流を素朴な菜園の光と命の記憶に乗せて描く。硫黄採掘場近くの鶏小屋だった家に暮らす祖母はポーランド移民。こぼれた食べ物でも素早く拾ってキスして食器に戻す。雨の日はミミズを集めて庭に撒く。ただ子供が餓えずに育つことだけを祈り続けた彼女の習慣。寝たきりになり少年家族と同居した後の少年の日常から、私たちは彼女の習慣が言葉を介さなくても何時の間にか少年の習慣になっている事に気づく。共に過ごした時間が光を纏うように美しい。2023/07/05

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