出版社内容情報
逆転の発想で過疎地へオフィス移転。するとすべてが回り出した。いま行政も企業も大注目のIT企業社長が実践する新しい仕事と生活。いま、日本中が大注目! 「にぎやかな過疎地」づくり実践中の著者による新しい仕事と生活。
東京で立ち上げたITベンチャー企業。リーマンショックを乗り越えてようやく赤字を脱出。
しかし弱小企業の悲しさでいくら募集しても人が集まらない。
そこでとった窮余の策が徳島県美波町へのオフィス移転だった。
「昼休みにサーフィンができる会社」
「半IT半○○」(○○には自分の趣味を)を謳い文句に募集したところ、
大都市圏の若者から応募殺到。一挙に募集問題は解決。
と、話はここで終わらない。
実際にオフィスを移転してみると、いままで見えてなかったものが見えてきた。
会社の仕事だけではない、社員一人ひとりに期待される地域での役割、
限界ギリギリの過疎地ならではのさまざまな課題とIT企業ならではの課題解決方法。
田舎がのんびりしているなんてとんでもない。
田舎のほうがやることはいっぱいある。人がいないだけだ。
「半IT半○○」の生き方から「マルチX」の生き方、
都会と田舎のいいとこどりの「デュアルライフ」という生き方、働き方。
気がつくと、だんだんとさまざまな人が集まってきた。
人口減少は仕方ない。でもなんかいつもガヤガヤして楽しい。
「にぎやかな過疎」。
もしかすると、ここが課題先進国日本の最先端かもしれない。
吉田 基晴[ヨシダ モトハル]
著・文・その他
内容説明
個人も企業も、過疎地にこそ、大きなチャンスが眠っている。東京では、募集しても人がまったく集まらない。どん底のITベンチャー企業社長が取った逆転の策、それが徳島県美波町へのオフィス移転。そこからすべてが大きく回り始めた。
目次
第1章 ベンチャー企業社長は悩みだらけ(イケてない中小企業の社長;出ていくしか選択肢がない ほか)
第2章 半X半ITという働き方(女性が働きたくないオフィスはダメ;自然とボスになるはずなのに ほか)
第3章 「つとめ」が人を再生させる(どこで働いてもかまわない;本社を美波町に移す ほか)
第4章 「にぎやかな過疎」の町(変化の先頭に立つだけだ;古銭湯をお洒落に改修した理由 ほか)
第5章 奪い合わない地方創生(転入者が転出者を上回った;これなら真似できそうだ ほか)
著者等紹介
吉田基晴[ヨシダモトハル]
サイファー・テック株式会社代表取締役。株式会社あわえ代表取締役。1971年徳島県海部郡美波町生まれ。神戸市外国語大学卒業後、複数のITベンチャー企業勤務を経て、2003年セキュリティソフトの開発販売を手がけるサイファー・テック株式会社設立に参画し、後に代表取締役就任。新たなワークスタイルの実現と採用力の強化を目的に、2012年徳島県美波町にサテライトオフィス「美波Lab」を開設し、翌年には本社も移転。2013年6月に株式会社あわえを設立、同代表取締役就任。自らの体験を活かし、行政や地域住民と共に企業誘致・起業促進や定住支援をはじめとした地域振興事業に取り組む中で、2016年より美波町参与を拝命。2018年からは県南部1市4町からなる徳島南部地域DMO副代表理事もつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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