出版社内容情報
この世界は不完全。君がいなければ。二十代のつぐみは、偶然初恋の人・樹に再会する。樹は車イスに乗り、もう恋愛はしないと言うが。この世界は不完全。君がいなければ。二十代のつぐみは、偶然初恋の人・樹に再会する。樹は車イスに乗り、もう恋愛はしないと言うが。
有沢 ゆう希[アリサワ ユウキ]
著・文・その他
有賀 リエ[アルガ リエ]
原著
内容説明
仕事で偶然、初恋の先輩・鮎川樹に再会したつぐみ。事故で脊髄を損傷した鮎川は、車イスの生活を送りながら、努力を重ねて建築士になっていた。つぐみはひたむきな鮎川に強く惹かれる。だが障がいを抱えてから、「一生恋愛しない」と決めた鮎川は―。誰もが困難を乗り越える勇気をもらえる、胸を打つ恋物語。
著者等紹介
有沢ゆう希[アリサワユウキ]
静岡県生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、現在は作家として活動中。2018年、『カタコイ』で第1回青い鳥文庫小説賞金賞を受賞
有賀リエ[アルガリエ]
長野県出身。漫画家。『天体観測』で「Kissゴールド賞」を受賞し、デビュー。フランスの老舗漫画雑誌『Animeland』にて編集部セレクション/一般投票ともに2016年ベスト少女漫画を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こーた
31
映画化されることと主役の名前が「樹」で演じるのが岩田なのにビックリして手に取ってみました。パーフェクトは大袈裟かしれないですけど、何が普通かなんて人それぞれで周りが押し付けるものではないと思いました。2018/09/15
アズマ
21
恋愛部分はさらっと読めて軽かったけど、障がいについては色々と考えさせられました。2018/11/03
タルシル📖ヨムノスキー
16
映画のノベライズだけあって、なんとなくあっさり読み終わってしまった。主人公のつぐみが、ひょんなことから再会した憧れの先輩は、大学時代に交通事故で下半身不随となっていた。不治の病と障害はやっぱり感動モノの王道か。なんか綺麗すぎて、リアリティがないというか、24時間テレビのドラマっぽい。最後のちょっと前に、もう一人の主人公鮎川が命に関わる手術をするのだが、つぐみが電話で呼び出された感じだと、突発的な手術のような感じだったのに、病院に着いたら「明日手術する」みたいな手紙を渡されて・・・。いったいどーなってんの?2019/12/16
灰音
5
映画の小説盤。 高校時代、片想いしていた彼と仕事で再会したら車イスで、時期に両想いみたいな、わりとありきたりの恋愛だった。 すごいサクッて読めた2024/09/29
Melody
5
24歳の川奈つぐみは、飲み会で、高校の先輩・鮎川樹と再会する。高校時代好きだった鮎川が、車椅子に乗っていることを知り、戸惑うつぐみ。もう恋愛はしないという鮎川を、つぐみは諦められない。つぐみ、樹の二人の視点で描かれているところが良かったです。幸せがいっぱい詰まった小説。映画が楽しみです。2018/10/05