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出版社内容情報
「異なる世界線で存在する叶多の幼なじみ・真奈と真樹。けして交わる事のない二人を同じ世界で存在させる方法を叶多は模索する幼なじみの真奈の家から奇妙な箱を見つけた叶多。箱の中には中世日本が存在し、そこに干渉した結果、真奈が消え真樹という別の幼なじみが現れる。一度は真奈のいる世界を取り戻した叶多だったが、再び真樹のいる世界へと戻り、真樹と真奈の二人が同時に存在できる方法を模索する。真奈への思いを断ち切れない叶多に真樹は不信感を抱き、箱を強奪しようとする。もみ合ううちに二人は姿を消し、消えたあとには箱だけが残っていた。
宮尾 行巳[ミヤオ イクミ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
25
真樹と真奈。それぞれの世界に属し、その二つの世界を行き来する叶多にとって、どちらも愛憎入り交じる大切な幼馴染。過去改変の鍵を握る貞清を歴史から葬り去り、一度は真奈の存在する世界を手にするも、真樹を放ってはおけず真樹の存在する世界へと戻った叶多は何とか事態の収束を図ろうとするが、不審を募らせた真樹ともども「箱」の中の世界へと落ちてしまう。箱の生まれた歴史を辿り外から救済したい晴市が、その果てに垣間見たものとは・・・。どうやら打ち切り終了らしく、全般に言葉足らずに性急に終わらせたなぁ(以下コメ欄に余談)。2018/09/08
ぴよ子
9
面白かったんだけど、最後よくわからなくなってしまい、残念。打ち切りだったんだ・・・。最後が微妙でとても残念。真樹これ結局どうなってお坊さんになったの?最初につながってはいるけど、なんか言葉足らずというか説明足らずな感じで残念でした。すごく面白かっただけに!2018/09/09
笠
4
☆☆☆★★ 完結。うーん、どういう終わらせ方するのかと気になっていたが、結局、主人公が「真奈か真樹か」という未来(あるいは過去)を選び取るというよりは、なし崩し的に流された結果が円環構造になっているという謎のエンドだった。真樹がどうなってラストに繋がるのかとか、「箱」や「板」や「聖域」の仕組みが説明しているようで説明してないとか、たぶん作者の頭の中では完成しているんだろうけど、描き切れなかったんだろうなー。派手な舞台装置に対して個人の心象に収束する話の展開のさせ方のギャップが裏目に出てしまったのかも。2018/09/10
クロタ
3
※主人公嫌いな人が書いてます) 打切りらしく、駈け足で進むストーリー。ああ、この物語をもっと読みたかった…!しかし箱に振り回され行動がぶれぶれな主人公の言うことより、自己消失の危機感から出る真樹の主張の方が余程尤もだと感じたので、叶多の物語では読み続けられなかったかも…。 あとSF(少し不思議)の話し手には、話を引っ張っていく頭の良さがある程度必要と感じた。叶多が居なくても、ハルさんと先輩が居れば話の進行(謎の解明)に問題がないことが証明されてしまったのがなぁ…他の登場キャラは皆割りと好きなんだけど!2018/09/20
dawgpound
2
非常に楽しめていたのに、打ち切り決定後の畳み方が残念。 2018/10/25