講談社学術文庫<br> 科学者と世界平和

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講談社学術文庫
科学者と世界平和

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  • サイズ 文庫判/ページ数 160p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065124345
  • NDC分類 404
  • Cコード C0110

出版社内容情報

ソビエトの科学者たちとの戦争と平和をめぐる往復書簡。平和と物理学、それぞれに統一理論は可能なのか?【解説:佐藤優/筒井泉】世界政府は人類の理想か、あるいは帝国主義の一つのかたちか。米国に亡命したばかりのアインシュタインと旧ソ連の科学者たちの対話「科学者と世界平和」。時空の基本概念から相対性理論の着想、量子力学への疑念、そして統一場理論への構想までを丁寧に、かつ率直に語った「物理学と実在」。二つの「統一理論」への天才の真摯な探究。(解説・佐藤優/筒井泉)


目次
科学者と世界平和
1 国連総会への公開状
2 アインシュタイン博士の考えの誤り
3 ソビエトの科学者たちへの返事

解説=佐藤優

物理学と実在
1 科学の方法についての一般的考察
2 力学とすべての物理学を力学によって基礎づけるいくつかの試み
3 場の概念
4 相対性の理論
5 量子論と物理学の基礎
6 相対性理論と粒子

解説=筒井泉



アルバート・アインシュタイン[アルバート アインシュタイン]
著・文・その他

佐藤 優[サトウ マサル]
解説

井上 健[イノウエ タケシ]
翻訳

筒井 泉[ツツイ イズミ]
解説

内容説明

世界政府は人類の理想か、帝国主義の一つの形か。平和は実現可能か。米国に亡命したアインシュタインと、旧ソ連の科学者たちの対話「科学者と世界平和」。時空の基本概念から相対性理論の着想、量子力学への疑念、そして統一場理論の構想までを丁寧に、かつ率直に記した「物理学と実在」。二つの「統一理論」への、天才の真摯な探究。

目次

科学者と世界平和(国連総会への公開状;アインシュタイン博士の考えの誤り;ソビエトの科学者たちへの返事)
付 物理学と実在(科学の方法についての一般的考察;力学とすべての物理学を力学によって基礎づけるいくつかの試み;場の概念;相対性の理論;量子論と物理学の基礎;相対性理論と粒子)

著者等紹介

アインシュタイン,アルバート[アインシュタイン,アルバート] [Einstein,Albert]
1879‐1955。光量子仮説や特殊相対性理論、一般相対性理論を発表。人々の世界観を変え、現代物理学を大きく動かした。1921年、ノーベル物理学賞受賞。1933年、ナチスの脅威により米国に亡命。「統一場理論」の構築に取り組むが、未完のままプリンストンにて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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TSUBASA

25
WWⅡが終わって冷戦が始まる前の1947年にアインシュタインが国連総会に提出した公開書簡。また、ソ連の科学者による反対意見、さらにそれに対する反論も掲載。一般相対論で知られる彼が平和についてどんな考えを抱いていたのか。彼は世界政府の樹立を訴え、国家主義に傾倒することの危うさを説いている。それが果たして正しいのかはわからない。けれども物理学において深い思索を続けた彼の提案は今尚思い起こす必要はありそうだ。次いで、彼の物理観が伺える『物理学と実在』収録。いや、付録だけど半分くらいあるんですが。2018/09/09

ぜんこう

14
■科学者と世界平和:1947年の第2回国連総会に提出した公開書簡とそれに対するソ連の科学者からの反論など。アインシュタイン博士の書いている「拒否権条項の欠陥によって安全保障理事会が麻痺させられている」には全く同感。今の国連もこの公開書簡を再度見直して欲しいです。でも地球よりも自国が大事な奴らが拒否権を持ってるから無理かもね(;_;) ■物理学と実在:物理や哲学の話なので字面だけ追うのが精一杯でした。2018/08/02

gtn

11
アインシュタインとソ連の科学者との書面ディベートが1947年に行われたことに注目すべきとの佐藤優氏の指摘は鋭い。つまり、チェコの二月事件、イスラエル建国の直前であり、米ソの対立が本格化していない時だった。だからこそ、これだけ胸襟を開いたやり取りができたのだろう。2018/10/19

roughfractus02

6
戦前に人間が戦争に向かう理由をフロイトに問うた著者が、知と「本能」の関係を自らの理論の戦争への応用(原爆)を通して調整的理念を政治では国連、物理学では統一場理論に求めた。そんな2つのテーマ設定の背景が透けて見える本だ。一方で、人間の知覚の限界を突破して宇宙や素粒子を探求する物理学の技術に対する態度が、冷戦前のソ連の科学者との応答や時空概念の連続性を重力場に求める著者の試行錯誤を記した9つの論文から窺える。それは、資本主義的な技術革新の「本能」とそれに依拠した知の革新からの調整の困難という現代的課題である。2022/01/17

ちゅん

3
本書は1947年に物理学者・アインシュタインが 国連総会に提出した公開書簡の内容を綴ったものです。 その内容は、 科学者としてのアインシュタインの視点から 世界平和を実現させるためには どうするべきかを説いています。 いわく、 世界平和のために 世界政府を実現させるべき …と。 この思いはどこから来たのでしょうか? それは、 ・オッペンハイマー ・シュヴァルツシルト の研究功績が原爆という形に 変わったことかと私は推測します。 2019/04/27

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