講談社まんが学術文庫<br> 群衆心理

電子版価格
¥660
  • 電書あり

講談社まんが学術文庫
群衆心理

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065122938
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人は大きな集団になったとき、一見非合理な行動をとることがある。革命前夜のフランスを舞台に、集団が生む熱狂や狂気を描く。すべては正義感から始まったーーー。敏腕の刑事弁護人ロベスピエール。貧しいがゆえに盗みに手を染めた者。無実の罪を着せられても抗弁できない弱き者。見事な弁舌で、それら数多くの被告人を救い”貧者の弁護人”として評判を得ていた。社会の矛盾を正すため、弱者、貧者を救うため、熱狂する人の群れを操る彼が革命の末に見た風景はどのようなものだったか?
産業革命以後、世界は「群衆の時代」に突入する。”それは熱狂と残酷と理性的判断を失っていく大衆が主導する社会である”と喝破したル・ボンの名著を、一人の冷徹な知性を持った人物を主人公に描ききる!
第一章 群衆の時代
第二章 群衆の精神
第三章 群衆の信念

すべては正義感から始まったーーー。敏腕の刑事弁護人ロベスピエール。見事な弁舌で、数多くの弱者を救い”貧者の弁護人”として評判を得ていた。社会の矛盾を正すため、弱者、貧者を救うため、熱狂する人の群れを操る彼が革命の末に見た風景はどのようなものだったか? 「世界は”群衆の時代”に突入する」「群衆中においては、学者も愚者も等しくなる」と、群衆の特質を喝破した社会心理学者ル・ボンの名作を完全まんが化!

ル・ボン[ル・ボン]
原著

Team バンミカス[チーム バンミカス]
著・文・その他

内容説明

すべては正義感から始まった―。敏腕の刑事弁護人ロベスピエール。貧しいがゆえに盗みに手を染めた者、無実の罪を着せられても抗弁できない弱き者。見事な弁舌で、それら数多くの被告人を救い“貧者の弁護人”として評判を得ていた。社会の矛盾を正すため、弱者、貧者を救うため、熱狂する人の群れを操る彼が革命の末に見た風景はどのようなものだったか?産業革命以後、世界は「群衆の時代」に突入する。“それは熱狂と残酷と理性的判断を失っていく大衆が主導する社会である”と喝破したル・ボンの名著を、一人の冷徹な知性を持った人物を主人公に描ききる!

著者等紹介

ル・ボン,ギュスターヴ[ルボン,ギュスターヴ] [Le Bon,Gustave]
1841年‐1931年。フランスの社会心理学者、物理学者。医師から、外交官へ転身する。ヨーロッパ、アジア・アフリカを歴訪する中で、民族の精神性や文化に関心を持ち、その研究の成果を『群衆心理』にまとめて発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlyuke

44
フランスの歴史の一部を群集心理という言葉で説明した漫画本。実際の書籍にはどのように表現されているのだろうか?サラッと読んだので100分de名著や原本も余裕があれば読んでみたいが。2023/07/18

空猫

39
「100分de名著」から原書は難解そうなのでここから。うーん。「群衆心理」というよりは「ベルばら」ではとても描けなかった「フランス革命」の裏歴史をザックリといった印象。次はNHKテキストと録画かな。2021/10/01

e

19
原典が難しそうだったのでまずは漫画で。群衆を操る方法などヒトラーぽいなと思ったら参考にしていたと知り納得しました。ロベスピエールはその先取りをしていたのですね。フランス革命は知れば知るほど群衆の怖さを思い知らされます。わたしたちが信じている民主主義や資本主義とは果たして本当に良いものなのかと考えさせられるラストも良かったです。2019/11/17

小木ハム

18
原著の導入として。漫画版は舞台を1774年フランス絶対王政時代、主役を庶民派弁護士でいずれ公安委員会のトップとなるロベスピエールに据える。この一冊でマスコミがよく使う特定人の吊るし上げ、集団いじめの構造がわかるでしょう。理想に合わないと見なした人は全員ギロチン台送り。『人間は群れるとバカになる』民主主義は国民が簡単に操られてしまう点、熱しやすく冷めやすい点で脆い。こうした本を読んでわかった気になっている自分もバカな国民のひとり。群れると狂暴化するバッタの大群と同じ。ただ、それを自覚させてくれる本は優しい。2021/03/08

noémi

14
『恐怖なき徳は無力である』もともと死刑には反対のロベスピエールがこう言って、恐怖政治を行うまでのプロセスが書かれている。いや、フランスの群衆って手に負えないんだなぁと黄色いベストの人が暴れるのを見て、よくわかっていた。日本人とは違う心理構造だと思うよ。2019/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13051841
  • ご注意事項