出版社内容情報
2040年には4割が一人暮らし。結婚してもしなくても、最後は一人。夫婦が不確かになる時代にあるべき「新しい生き方」とは?『家族という病』が67万部のベストセラー、最新刊『極上の孤独』が27万部を突破!
ベストセラー作家にして「結婚する気がなかった」下重暁子氏が、つれあいとの45年の結婚生活を経て、今たどりついた真実の「愛」「パートナーとの関係性」とは──?
2040年には日本人の4割が一人暮らしの時代がやってきます。結婚してもしなくても、最後は一人。独身主義者、子供のいない夫婦、子供を作らない夫婦、熟年になってからの「おとな婚」……結婚のかたちがゆらぎ、誰もが迷いの中にある現在、辛口作家が実体験を元に本音で語る、「結婚が時代遅れになる現代のあたらしい生き方」です。
第1章 結婚ぎらい
第2章 捨てたい夫
第3章 「子はかすがい」のウソ
第4章 保守的な男と翔びたい女
第5章 パートナーを替える贅沢──夫婦の賞味期限
第6章 結婚に頼らない愛
下重 暁子[シモジュウ アキコ]
著・文・その他
内容説明
その結婚、続けますか?「分かち合えない」「わかり合えない」だから、男と女は面白い。
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
警蓮社峻譽身阿
23
男女や家族に対してフラットな姿勢を持つ著者が、夫婦関係を一般論的価値観で縛られることに疑問を投げかける。『家族という病』を読んだときは、一般論的価値観を嫌う余り、逆に感情的になっていないか違和感を感じた覚えがあったが、本書では終始冷静。所謂夫婦別姓問題などに触れつつ、ひとそれぞれ好きにすればいいじゃないの、形にこだわる必要なんかない、と。「寛容の精神がなければ、他人となぞ暮らせはしない。結婚は、心の寛容さを養う良き修業の場と言わざるを得ない。」2021/04/08
melon
19
期待値が高かったかもしれない。 夫婦別姓はかなり賛成!!2018/09/14
マカロニ マカロン
16
個人の感想です:B+。下重さんは3歳年下の同業の連れ合いの方と「子供を作る気も家族という一単位に押し込まれる気もない」結婚をされ、45年経ったという。料理は主に連れ合いが作り、後片付けは二人でなさるという。しかし、下重さんは必要以上に感謝しない、共同生活なら当たり前のことだと言う。有能な二人の共同生活で、二人の収入も十二分にあるから言える台詞とも感じるが、結婚したら、「何から何まで理解したり、一緒に感動したり、どちらかに合わせて価値観を同じにしなければと考える」のは窮屈すぎると言える夫婦関係は素晴らしい。2018/12/22
Artemis
13
自分の決断には幾つになっても責任を持つ。 年甲斐もない、という言葉があるが、人と人との心のつながりや、ほのかなときめきが人生には大事。そういう気持ちにさせてくれる出会いはかけがえのないもの。2023/10/07
蓮華
12
夫を愛しているのかな? と疑問に思う箇所が多々あったが、著書の夫婦の形がこれなのだろう。 それぞれの形があるのだから、これはこれでいいのだろうけど、旧姓で死にたいというあたり、相当個性が強い人なのだろう。2020/12/20